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"Korva"とはフィンランド語で「耳」という意味。なぜかスピーカーのことを考えてると幸せ。よい音とは何か、そして理想のスピーカーとは何かを日々考え追求しています。

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DBLH の共鳴音の少なさについて
デュアル・バックロード・ホーン(DBLH)を聴いていると、
シングル・バックロード・ホーンに比べて、
「ブー」とか「ボー」といった、共鳴音が少なく、
しかし、低域の量感が少ないわけでもないのに、
低域の解像度も高く、癖の無い素直な音に聴こえます。

今回は、DBLHの癖の少なさについて、
共鳴管的な動作から、少々考えてみました。

バックロードホーン(BLH)は、ホーンとして機能するほかに、
その形状的な類似性から、おそらく、TQWT(Tapered Quarter Wave Tube)
としても、機能していると考えられます。

そして、この共鳴管動作によって、「ブー」とか「ボー」とかの、
共鳴管的な音も発生しますが、
上手くいけば、これによって、低域が豊かになったり、
ローエンドが伸びたりするという副産物も期待できます。

デュアル・バックロード・ホーン

上の画像は、DBLHの模式図です。
1つの空気室に2つのホーンが接続されていますが、
見方を変えると、1つの空気室に、2つの TQWT が接続されているようにも見えます。

オオサワ氏が開発されている、多重共鳴管のように、
空気室と、DBLH のそれぞれの管を、細いポートを介して繋げば、
片側が閉じた形状に近くなるので、
おそらく、多重 TQWT に近い動作になると考えられます。

DBLH の場合、多重共鳴管に比べると、
スロート面積が大きく、片側が閉じた形状ではないので、
共鳴管動作をする場合でも、
(長い方のホーン長をLl、短い方のホーン長をLsとすると)、
普通に考えれば、Ll+ls(m)の両端の開いた共鳴管として動作し、
340/2(Ll+ls) Hz とその整数倍の周波数で共鳴するはずです。
しかし、この場合でも、共鳴管としては形状的な理由で、
共振強度は弱くなるはずです。

また、ショートホーン(SH)とロングホーン(LH)は、
空気室というクッションを挟むことによって、
ある程度独立した動作が可能と考えれば、
LHとSHは、片側が閉じていなくても、強度は弱いながら、
それぞれ、Ll (m) と Ls (m) のTQWTとしても機能するのではないかと考えられます。

この場合の共振周波数は、
340/4Ll Hz とその整数倍、
340/4Ls Hz とその整数倍、
となります。

そして、SHもLHも両端が開いているので、
両端の開いた共鳴管として機能した場合の共鳴周波数は、
340/2Ll Hz とその整数倍、
340/2Ls Hz とその整数倍、
となります。

このように、DBLH は、共鳴管として動作する場合、
非常に多くの共振周波数を持つことになりますが、
形状的な理由によって、共振強度が弱くなるために、
普通のBLHに比べると、負荷のかかり方が、より広く、より穏やかになり、
また、負荷のかかる帯域でも、別のホーンから圧力が逃げられるため、
負荷のかかりすぎによって生じるピーク感も生じにくく、
いわゆる、ボーボー感の少ない、癖の無い音になるのではないかと、思われます。
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Korkea | 11:44:47 | トラックバック(0) | コメント(0)
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