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"Korva"とはフィンランド語で「耳」という意味。なぜかスピーカーのことを考えてると幸せ。よい音とは何か、そして理想のスピーカーとは何かを日々考え追求しています。

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S.M.S.L SA-98

SA-98


今回は、S.M.S.L 社の SA-98 (SA-98S-EX)というデジタルアンプです。
このアンプに使われているチップは、ポピュラーなTripath製のものではなく、
STMicroelectronics(STマイクロエレクトロニクス)社製の TDA7498 というチップです。
このチップは、Tripathのチップのクールな音とは、やや音の傾向が違うようで、
デジタル臭さが少なく、アナログぽい温かみのある音だと感じます。

SA-98は、Tripathのチップを使ったアンプと比べてみると、
先ず、低域の表現力に、かなりの差を感じます。
低域に厚みと硬さがあり、ゴロンゴロンとしたソリッドで芯のある低音が楽しめます。
そして、低域の解像度も良いようで、低域楽器の音色や質感も自然でリアルです。

中域と高域は、アナログアンプのような、滑らさと柔らかさがあり、
みっちりとした密度感と充実感があります。
しかし、柔らかい音だとは言っても、音が団子になることはなく、
クリアーで見通しがよく、個々の楽器もしっかり分離されており、解像度も問題ありません。

そして、音が柔らかいのに、音離れがよく、スピーカーが透明になる感じがします。
スピーカーから音が出ているという感じではなく、空間そのものが鳴っているという感じです。

それに対して、Tripathのチップを使ったアンプは、
軽やかで、音離れは良いのですが、音が僅かに人工的なため、
スピーカーが透明になるという感じはなく、
やはり、機械が鳴っているという感じはぬぐえません。

Korvaは、Tripathのチップだと、真空管バッファアンプがほしくなります・・・

アンプはスピーカとは違って、周波数特性はフラットなものが多いはずですが、
SA-98は、中域や高域の音色がナチュラルで、耳につかないせいか、低域が豊かに聴こえ、
いわゆるピラミッドバランスの、どっしりとしたリッチな音に聴こえます。

それに対して、Tripathのチップは、もともと低域が薄いような気がしますが、
中域や高域が硬質で、やや目立つこともあって、
相対的に、低域が目立たなくなっているのかもしれませんし、
電源の非力さも原因の一つかもしれません。

SA-98_2


このアンプには、かなり強力な電源が付属しています。
画像の左のものがSA-98付属のアダプターで、右のものがSA-S1+のものです。
体積にすると、4倍はあるのではないでしょうか。
そして、この電源の大きさの違いが、
低域のクオリティーの違いとして現れているのかもしれません。

しかし、SA-98に付属している、このスイッチング電源は、
32V , 4.5A なので、出力は、144W ということになり、
片チャンネルあたりでは、72W ということになります。
SA-98の出力は、公称 80W+80W ですが、
実際は、その90%の出力ということになります。

電圧が32Vであれば、5A以上の電流を流せる電源を調達できれば、
公称通り、80W+80W の出力が得られるはずです。
まぁ、そんな大出力は必要ないので、特に問題は無いのですが・・・

SA-98は、厚み、柔らかさ、繊細さ、透明感、密度感、軽やかさ、など、
両立しにくい要素が、上手く両立されており、音楽性の高さを感じます。
そして、ナチュラルでアコースティックな音色ながら、
脳内麻薬を分泌させるような、オーディオ的な快感もあります。

Korvaは、このアンプの音がとても気に入っていて、
欠点を指摘しようにも、特に思い当たることはありませんし、
現状では、これ以上の音を求める気になりません。

音がアナログ的で滑らかなことから、デジタル音源との相性も悪くないようで、
SA-S1+などに比べると、You Tube やニコニコ動画などでも、
楽しめるソースが比較的 多いと思います。
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アンプ | 13:57:48 | トラックバック(0) | コメント(2)
コメント
SA-98E 電源について
SA-98の電源についてお触れになっているので、興味を持ちました。

私はたまたま98Eを購入しましたが、付属の電源アダプターは98と全く同じ出力のものでした。98Eの出力は左右で320Wなので、このアダプターはアンプ本体の160W*2という宣伝文句を完全に裏切っています。オマケという形なので仕方が無いと言えばそれまでですが、98Eを手にした以上、せっかくの能力をフルに発揮させてやりたくもなります。

私は人里離れた農場の一角に農機の整備収納を兼ねた納屋を持っていますが、その一角にPCオーディオを置き、農作業の間フルボリュームで交響曲を流して楽しんでいます。誰もいない夜間は中音量にして猿や鹿が近づかないようにNHKFMを流しっぱなしにしてあります(笑)。スピーカーはDS-77Zで耐入力瞬間350Wですから98Eのフル出力にも耐えます。

以上で電源強化を目論みたくなる気持ちはお分かり頂けたと思います。が、そこから先は全くの素人でどういう電源にしたら良いものやら見当がつきません。

もしかしたら、何かお知恵を拝借できるかもと、思った次第です。ただ、お金はあんまりありません。オーディオ機器は98E以外はすべてヤフオク流れの中古です(苦笑)。

長文になり申し訳ありません。失礼します。
2014-04-13 日 21:43:40 | URL | da- [編集]
da-様、コメントありがとうございます。

根本的には、どこかから大電流を流せる電源を調達するしかないとは思いますが、
アダプターとアンプの間に、外付けキャパシタを取り付ければ、
瞬間的な大出力には対応できるのではないでしょうか?
外付けキャパシタには、電源ノイズが減るなどの、
音質的なメリットもあるようです。

私の方は、同じようなスイッチング電源が複数あるので、
それを並列に使って大出力が実現できないかな?
と考えて調べてみたことがありますが、
同じアダプターでも、僅かに電圧の違いがあるため、
低い方のアダプターに電流が流入して良くないとのことです。

で、今は、外付けキャパシタの方に興味がありますが、
なにぶん、スピーカの方が忙しくて、まだ試していません^^;
2014-04-14 月 13:22:42 | URL | Korva [編集]
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