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"Korva"とはフィンランド語で「耳」という意味。なぜかスピーカーのことを考えてると幸せ。よい音とは何か、そして理想のスピーカーとは何かを日々考え追求しています。

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Monolith-08a のチューニング
Alpair6p 専用のデュアル・バックロードホーン、
Monilith-08a のチューニングをしています。

monolith-08a_20160916


もともと、Korva の作る BLH の空気室は、
最適な値より、少し大きめに作ってあります。

というのは、使うドライバーの Fs や Qts の値によって、
最適な空気室の容積が変わってくるので、
最初に、空気室を少し大きめに作っておけば、
あとから、空気室に詰め物を入れて、
空気室の容積を減らして、調節することができるからです。

しかし、Alpair6p は、8cmドライバーにしては、
ドライバーを取り付ける穴の直径が 92mm と大きいため、
空気室も、8cm ドライバー用のエンクロージャーとしては、
大きすぎる容積になっていました。

Monolith-08a は、エージングを経て、
なかなか良い音で鳴っていたのですが、
10cm用のMonolith-10 に比べると、
BLH らしい、鳴りっぷりの良さが足りない感じなので、
空気室の容積を、少しずつ減らしながら、
最適な容積を探っていました。

そして、ある値を境にして、
ドライバーの存在が消えて、エンクロージャーと一体化する感じになり、
それより少し減らすと、エンクロージャーの存在も消えて、
空間自体が鳴り出すような印象になります。

最適にチューニングされた Moniolith-08a は、繊細かつ厚みのある音で、
このちっぽけな8cmドライバーで、音楽に必要な全帯域を再生します。

Laulu-08II + サブ・ウーファー + スーパー・ツイーター の超ワイドシステムでも、
Monolith-08a の音には敵いません。

この音は、長年、Korva が追い求めていた音にかなり近く、
もう一歩で、理想とする音が実現しそうですが、
それには、このMonolith-08a に、更なる改良が必要だと思います。

Korva は、短めのホーンの BLH を作ることが多いのですが、
Monolith-08a は、究極の 8cm フルレンジ一発のシステムを開発するという意図もあり、
ホーンが 少し長めで、ロング・ホーンの方は、2m を超えています。

そして、今回、同じドライバーでも、
短めのホーンと長めのホーンでは、
最適な空気室の容積が違うということが判りました。

ホーンは、長くなるほど、
再生する帯域が低くなり、
ホーンの空気バネが軟らかくなり、
駆動する空気の量も増えるので、
それを補うためには、空気室の空気バネを硬くする必要があり、
そのためには、空気室の容積を、
ホーンの長さに「反比例」させる必要があるということです。
つまり、ホーンを長くするほど、
空気室の容積を減らす必要があるということです。

なので、特に、長岡式のように、
長いホーンを持つ BLH が、上手く鳴らないと悩んでいる方は、
空気室の容積を減らすと、上手く鳴り出すかもしれません。
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Monolith-08a | 12:09:02 | トラックバック(0) | コメント(4)
コメント
 オーディオというのは、実際にスピーカーから出てくる音を楽しむ以外に、機器についての評論家の巧い感想文を読むというのも大きな楽しみでした。各所に硬い専門用語が散りばめられ、音のイメージが伝わりやすい適切な形容詞が選ばれ、そういう文章は読んでいるだけで音を聴こえてくる錯覚がありました。
 Korvaさんの文章を読んでいると、昔オーディオ雑誌を熱心に読んでいた頃を思い出します。

> ある値を境にして、
> ドライバーの存在が消えて、エンクロージャーと一体化する感じになり、
> それより少し減らすと、エンクロージャーの存在も消えて、
> 空間自体が鳴り出すような印象になります。
という表現を見ると、うーん、聴いてみたくなります。エンクロージャーの存在も消えるというのは、オーディオファンにとっては究極的な達成目標じゃないですか。

> 最適にチューニングされた Moniolith-08a は、繊細かつ厚みのある音で、
> このちっぽけな8cmドライバーで、音楽に必要な全帯域を再生します。
> Laulu-08II + サブ・ウーファー + スーパー・ツイーター の超ワイドシステムでも、
> Monolith-08a の音には敵いません。
 そうですか。すごいですね。
 写真を見てもデザインが良くて、いかにもいい音がしそうです。8cmドライバーなのに存在感があります。正面からはシンプルな平面バッフルのようです。我が家は部屋が狭く、もうスピーカーは余分に置けないのが残念です。
2016-09-17 土 12:46:47 | URL | ☆バーソ☆ [編集]
バーソさん、コメントありがとうございます^^

文才がないので素朴な文章ですが、
楽しんでいただけて良かったです。

錯覚と言えば、オーディオも、
いかに上手く人間の聴覚を錯覚させるか、
ということに尽きるかもしれません。

BLH は、振動版+開口部 の面積が大きいので、
振動させることのできる空気の量が、
バスレフなどに比べて、非常に大きくなることが、
独特の臨場感やリアリティーを生み出しているように感じます。

長岡さんが、BLH は「ヌエ」的なスピーカーだと、
どこかに書いていましたが、
確かに、BLH は、どれだけ頭で考えて計算しても、
実際に作ってみなければ判らないことが多くて、
まぁ、そこが面白いんでしょうけど、
一度足を踏みこむと、なかなか抜けられない魅力のある、
泥沼のようなスピーカーだと思います。
2016-09-17 土 14:46:31 | URL | Korva [編集]
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2016-09-26 月 12:14:05 | | [編集]
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2016-09-26 月 14:17:23 | | [編集]
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