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"Korva"とはフィンランド語で「耳」という意味。なぜかスピーカーのことを考えてると幸せ。よい音とは何か、そして理想のスピーカーとは何かを日々考え追求しています。

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デジタル・アンプの電源の品質は音に影響するか?
デジタル・アンプには、一般的に、スイッチング電源が使用されますが、
デジタル・アンプ と電源の品質については、
オーディオの世界では、少し論争があって、
「電源の品質がアンプの音に影響する」
とする意見と、
「スイッチング電源に含まれるスイッチング・ノイズは、
 人間の可聴域外で、それを人間が感知することはできないため、
 アンプの音に影響しない」
とする意見があるようです。

Korva は最初、後者の意見がもっともらしいと考えていましたが、
電源に含まれるスイッチング・ノイズを除去すると、
聴感上は、明らかに音が良くなったように感じるので、
その理由を、Korva なりに考えてみました。

yda138_20160809


上の図は、Korva の好きな、ヤマハのデジタル・アンプIC、YDA138 の端子図です。

電源に少しくらいのノイズが含まれていても、
IC が行うデジタル演算は正確に行われるはずなので、
それ以外で、音に影響がありそうな箇所と言うと、
電圧レファレンス端子の VREFL と VREFR 、
電源入力端子の PVDDPL PVDDML PVDDPR PVDDMR PVDDREG 
だと考えられます。

IC は、音声信号入力端子の、INL INR 端子に掛かる電圧と、
VREFL VREFR に生じる電圧を比較して、
INL INR の掛かる電圧を相対的に測定します。
なので、VREFL VREFR に生じる電圧は、
IC にとっては、音声信号を測定するときの標準原器的な物なので、
ここに生じる電圧が一定でないと、伸び縮みする定規で測定するようなもので、
正確な信号の測定が行われなくなります。

そして、VREFL VREFR に生じる電圧は、
PVDDREG に掛かる電圧の 1/2 の値なので、
PVDDREG に掛かる電圧が一定でない場合は、
VREFL VREFR に生じる電圧も一定でなくなります。

PVDDPL PVDDML は、Lチャンネルの電源端子、
PVDDPR PVDDMR は、Rチャンネルの電源端子です。
そして、ここに掛かる電圧は、音声信号の増幅率に関係するはずで、
IC が行う信号の測定および演算が正確でも、
ここに掛かる電圧が一定でなければ、
信号の正確な増幅ができなくなると考えられます。

ここから考えられることは、
電源に含まれるスイッチング・ノイズが可聴域外であっても、
電源電圧が一定でない場合、つまりノイズが含まれる場合は、
IC 自体が、音声信号の正確な測定と増幅を行うことができなくなる可能性です。

結論としては、
デジタル・アンプに使う電源の品質は、
デジタル・アンプの音に影響すると考えても良いかもしれません。
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アンプ | 11:06:09 | トラックバック(0) | コメント(6)
コメント
電源の品質が音に影響するとは
驚きました。

電源に品質のちがいがあることも
全く知りませんでした( ^ω^; )
2016-08-12 金 18:12:13 | URL | 坊主おじさん [編集]
坊主おじさん、コメントありがとうございます^^

色々な考え方があって、これは私の説に過ぎません。
ガソリンの質が車の性能に影響するのに似てると思います。
2016-08-12 金 23:35:22 | URL | Korva [編集]
スイッチング電源は、小型軽量で効率はいいが、ノイズが弱点で、
この対策が非常に難しいと昔、言われていませんでしたか。
私は耳鳴りが常時あるのと、住環境に自動車騒音などがあるせいもあり、
あまり微細ノイズは気にならないのですが、昔はブラウン管式テレビの
裏から発しているキーンという高周波ノイズがかなり気になったものです。
アンプの回路はよく分かりませんが、とにかく電源が大事だという話は、
トランス式アンプでもよく言われていたような気がします。
それにしても何十万円も出さないでも、(安価な中国製でも)
いい音が聴けるというのは有り難い時代になったものです。
2016-08-13 土 13:40:49 | URL | ☆バーソ☆ [編集]
バーソさん、コメントありがとうございます^^

スイッチング電源自体は、今もノイズが多いですが、
電解コンデンサーの性能が上がり、
高周波での低インピーダンス化が著しいようで、
最近では簡単にスイッチングノイズを吸収できるようです。
電源自体を低ノイズ化するには、今でもトランス式が有利だと思いますが、
安価に電源ノイズフィルターを購入できるので、
トランス式は、段々 優位さを失いつつあるのではないでしょうか。
これに限らず、最近は何でも、
重厚長大なものが利点を失いつつあるようですね。

ブラウン管式のテレビの「キーン」は凄まじいですが、
聴こえない人は全く聴こえないようですね。

昔は、良い音を聴こうとすると、普通に何十万も掛かっていましたが、
今は一桁以上コストが低くなっていますね。
アンプを何個も買って聞き比べるというのは、
昔は考えられないことでしたね。
2016-08-13 土 17:03:43 | URL | Korva [編集]
アンプの端子図って回路みたいですね。
まったくの素人なんですが、これってどこかにひとつでも
異常が生じると正常に作動しなくなるんですかね。
理科の実験でやった電球を点す電気回路みたいだなと思いました。
2016-08-15 月 17:54:07 | URL | ponch [編集]
ponchさん、コメントありがとうございます^^

回路の種類にもよりますが、この場合は、
どこか一つでもというよりは、電圧などが適正な範囲からずれると、
正常に作動しなくなる、という感じだと思います。

そう言えば、電球を点す電気回路のようにも見えますね。
子供のころ、学研の子供図鑑の、
3つの豆電球を使った信号機に憧れていたことを思い出しました。
2016-08-15 月 22:10:14 | URL | Korva [編集]
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