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"Korva"とはフィンランド語で「耳」という意味。なぜかスピーカーのことを考えてると幸せ。よい音とは何か、そして理想のスピーカーとは何かを日々考え追求しています。

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バスレフ共鳴管エンクロージャー
最近は、他の方のオーディオ・サイト巡りをあまりしていないのですが、
バックロード・バスレフなる、不思議なエンクロージャーが流行っているようですね。
段々と、新しい形式が増えてくると、自作オーディオの楽しみが増えて、
自作オーディオ界も活性化してくるのではないかと思います。

かなり昔に、共鳴強度を最大化するために、
折り返しなしの直管共鳴管エンクロージャーを作ったことがあるのですが、
比較的 高い帯域での共鳴音が多くて、ボーカル帯域のクオリティーが低く、
システムの完成度としては、満足のいくものではなかったことから、
それ以来、共鳴管タイプのエンクロージャーは作っていませんが、
最近、バックロード・バスレフのエンクロージャーに刺激されて、
共鳴管とバスレフの、ハイブリッド・エンクロージャーを考えてみました。

これは、構造的に単純で、誰でも思いつきそうなものなので、
今までにも、誰かが作っているだろうなと思いますが、
暇つぶし程度の読み物にはなるのではないかと、
いくつかのタイプを考えてみました。

ducted_tube_enclosure

これは、共鳴管の端にドライバーを取り付けるタイプで、
共鳴管の片方の端に、バスレフ・ダクトを持つタイプのものです。
共鳴管の長さをLとすると、共振周波数は、
(340/4L)Hz と、その奇数倍になり、
音響迷路として音圧が増幅されるのは、
(340/2L)Hz となります。

1例として、共鳴管の長さが、1.7mの場合、
共振周波数は、50Hz 150Hz 250Hz 350Hz ・・・ となり、
音響迷路として増幅されるのは、100Hz となるので、
バスレフ・ダクトを持たない構造の場合は、
50Hz 100Hz 150Hz 250Hz 350Hz ・・・ が増幅されます。

そして、このような特性だと、
聴覚的に低音感を強く感じる 75Hz 辺りが薄くなりそうなので、
バスレフ・ダクトのチューニングを、75Hz 辺りに持ってくれば、
総合的に、かなり厚みのある低域が得られると考えられます。

ducted_tube_enclosure2

そして、これは、
共鳴管の L/3 の位置にドライバーを取り付けるタイプのもので、
(340/4L)Hz 以外の共振が抑えられるので、
ボーカル帯域のクオリティーを高めたい場合には、有効かもしれません。
音響迷路としては、
(340/2(L+1/3L))Hz と (340/2(L-1/3L))Hz が増幅されますが、
それぞれの増幅量は半分になります。

同じく、共鳴管の長さが 1.7mの場合は、
共鳴管としては、50Hz が増幅され、
音響迷路としては、75Hz と 150Hz が増幅されるので、
バスレフ・ダクトを持たない場合は、
50Hz 75Hz 150Hz が増幅されるころから、
バスレフ・ダクトのチューニングは、
100Hz 辺りが良さそうに思えますが、
低音感を感じる、75Hz の辺りが、比較的 薄くなりそうですね・・・

8cmドライバーを使うことを考えた場合、
fs が100Hz 辺りのものが多いので、
共鳴管の端にドライバーを取り付けるタイプの方が、
音響迷路の動作による効果を最大化できるので、
低域の増幅効果だけを考えた場合は、
このタイプのほうが有利かなとは思います。
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妄想スピーカー | 16:08:37 | トラックバック(0) | コメント(2)
コメント
バックロードは背面の音の特に低音部を増強するもので、
ダブルバスレフも似たような意図の箱かと思っています。
共鳴管(塩ビ管など)というのは、聴いたことがない素人感覚では、
トランペットのように特定の音域が強調されないのかと感じます。

「共鳴管とバスレフのハイブリッド・エンクロージャー」なら
低音は出てもヴォーカル帯域が濁らないのかと感じます。

なので、下図の構造図のほうがより自然に感じるのですが、
この図を90度回してスピーカー部を天に向けた状態にし、
そのまま箱の天地を縦方向にかなり伸ばすと、
無指向性チムニー型のダブルバスレフにはならないのか、
と、素人考えで思ったのですが。(~_~;)
2015-10-24 土 22:05:50 | URL | ☆バーソ☆ [編集]
バーソさん、いつもコメントありがとうございます^^

エンクロージャーによる低域の増強は、
振動版背面のエネルギーを、いかに効率よく利用するかということなので、
バックロードホーンも、ダブルバスレフも、意図としては同じですよね。

断面積に変化のない共鳴管は、やはり、特定の周波数が強調されます。
エンクロージャーは、ドライバーにより強制的に駆動されるので、
楽器のように、特定の周波数のみで共振するというわけではなく、
共振周波数を中心とした共振という感じになりますが。

より広い帯域で共振する共鳴管は、断面積が変化する、TQWTです。
こう書いていると、TQWTとバスレフのハイブリッドの方が、
良いような気がしてきました(笑)

下の図を90°回転させて天地を延ばすとですか・・・
確かに、チムニーダクトのダブルバスレフっぽい構造にはなりますね。
想像すると、無指向性のダブルバスレフは、
なんだか、リラックスできそうな音がしそうですね^^

そういえば、ダブルバスレフのほうが、バックロードホーンよりも、
音のたたずまいが自然で好きだという意見もありますね。
普通のバックロードホーンは、構造的に、
どうしてもメガホンっぽい音が乗りますからね。
2015-10-25 日 10:04:32 | URL | korva [編集]
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