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"Korva"とはフィンランド語で「耳」という意味。なぜかスピーカーのことを考えてると幸せ。よい音とは何か、そして理想のスピーカーとは何かを日々考え追求しています。

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上面開口型バックロードホーンについて
下の図は、そのうち作ろうと思っている、上面開口型のバックロードホーン(BLH)です。
ホーンの広がり方が理想的で美しく、なかなか良い音道構成だと思います。
空気室も定在波の立ちにくい形状です。

torvi-t

これは、リンクさせていただいている、「木工大好きのブログ」 様の記事に影響されて、
かなり以前に考えたものですが、他に色々と作りたいものがあって、
なかなか作れずにいますが、この音道構成だと直管BLHとしては、
理想的なホーン形状にできるので、いつかは作りたいと思っています。

上面開口型BLHの特長について、色々と考えてみたのですが、
この形式のBLHは、ホーンを理想的な形状にできること以外にも、
様々なメリットが考えられます。

特に、中域・高域のクオリティーと言う点では、
他の形式のBLHと比べると、最も良くできる可能性があります。

BLHは開口部から漏れる中・高音がドライバーの音に濁りを与えたりするのですが、
上面開口型BLHの場合、開口部からの音が、天井に向かって放射されます。
この放射された音のうち、指向性の広い低音はあらゆる方向に広がりますが、
指向性の狭い高音は、そのまま天井に向かいます。
そして、天井で反射し、今度は床に向かい、そこでまた反射し・・・
ということを繰り返して、段々と減衰していきます。

つまり、上面開口型BLHは、他の形式のBLHより、
指向性の狭い周波数帯域の音が、リスナーの耳に届きにくくなるため、
開口部からの音が、ドライバーの音に濁りを与えるという現象が、
比較的少なくなる可能性があります。

また、開口部から出力される音は、ドライバーの音とは時間差を持っていますが、
この時間差が小さいほど、ドライバーの直接音に対する滲みだと脳が認識しやすくなります。
そして、直接音に対するにじみだと認識されれば、
当然、音の輪郭が不明瞭になるため、聴感的には、情報量の減少となります。

しかし、上面開口型BLHの場合、
中・高音は、少なくとも一度は天井に反射してから、
リスナーの耳に届くので、他の形式のBLHに比べると、
開口部からの音が耳に届くまでの距離と時間が大きくなります。

そして、ドライバーの直接音と開口部からの音の時間差が大きいほど、
脳は、これを間接音と認識しやすくなり、
直接音のにじみとは認識しにくくなるため、音の輪郭がぼやけにくく、
かえって、聴感的には、ソースの音にディレイを加えた場合ように、
情報量の増加と、音楽性の向上だと感じられるのではないかと思います。

このように、上面開口型BLHは、他の形式のBLHに比べると、
音楽にとって最も大切な中域での品質が、最も良くできる可能性があります。

つまり、BLHは、開口部の向きによって、
アコースティック・ハイカット・フィルターとしての効果に違いがあり、
前面開口型は、このハイカット効果がもっとも弱く、
上面開口型は、比較的強いと言えます。

しかし、デメリットとしては、
開口部が空中にあって、ホーンの延長効果が望めないことから、
エンクロージャーのサイズが同じならば、
低域再生については、他の形式に比べると不利になるかもしれません。
反対に、前面開口型は、低域再生の面では最も有利になります。
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バックロードホーン | 11:54:10 | トラックバック(0) | コメント(2)
コメント
仰る通りです。
Korvaさん今日はヨネです。

今回は上面開口型を取り上げて頂き有り難うございます。


korvaさんの仰る通り
ホーンの開口位置による中・高音の取り扱いに依って、ドライバーからの直接音を優先するか!

或いはホーンの低・中・高域と、ユニットの直接音を積極的に合成するかに依って音作りがかなり変わる事を実感しております。


上面開口型の場合は部屋にも寄りますが!
ホーンに吸音材を少量入れ、中・高音を減らせばユニットからの直接音を濁らせない優れた再生音を実現します!

反対に吸音材を取り除けば濁りと言うよりも、仰る通りディレイがかかった様な効果があります。

いずれにしても音作りですし、モニター的な音を望むならばニュートラルなバスレフや密閉式が良いと言うつまらない話になると思います。


欠点の多いバックロード・ホーンですが、バリバリと鳴りまくるバックロード・ホーンの音にはやはり魅力がありますね。



低域の量感についてはバックロード向きの強力型ユニットであれば、ボリュームのあるホーンにする事で[10センチならスワン並み16センチならばレア並み]である事!


バスレフ向きならばホーンを駆動できる最大サイズにする事で量感をカバー出来ると思います。


低域の量感は前面開口型がやはり有利ですが、必ず定住波の発生する[部屋]で鳴らすと言う前提条件ですからホーンの低音再生能力がしっかりしていれば、それほど問題はないと思います。


Korvaさんの上面開口型バックロード・ホーンを楽しみにしております。


2013-05-22 水 11:00:19 | URL | ヨネ[木工大好き] [編集]
ヨネさん、コメントありがとうございます^^

なるほど、上面開口型バックロードは、実際にもそんな感じですか。
大変勉強になります。

私が作ろうとしている上面開口型バックロードは、
板取を計算したところ、そんなに悪くない感じだったので、
そのうち作るだろうと思います。
期待せずに待っていてください。

確かに、モニター的な音を求めるなら、バスレフか密閉かと言う感じですが、
やはり、自作の醍醐味は、メーカー製では聴けない音と言うことになり、
その筆頭がバックロードと言う感じですね。

普通音楽を聞く場合、
ソースの音とどう違うかを聞き比べながら聴くということはしないので、
ソースの音と違っていても、聴感上心地よければ、
それほど問題ないなかなぁとも思います。

測定せずに、耳だけでチューニングしている方もいますが、
測定結果自体、部屋の癖も込みですから、
本来そのほうが正しいのかなとも感じますね。
2013-05-23 木 10:28:55 | URL | Korva [編集]
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