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Korva

Author:Korva

コルバのブログへようこそ♪
"Korva"とはフィンランド語で「耳」という意味。なぜかスピーカーのことを考えてると幸せ。よい音とは何か、そして理想のスピーカーとは何かを日々考え追求しています。

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Harmonia のミッドロー

halmonia20131206


Harmoniaのフルレンジ部の Kirkas にカンナをかけて目違いを払い、仕上げをしました。
もちろん、音は変わりませんが、見た目が綺麗になると音も良くなったように感じます。

サブウーファー部のPerustus もダクトの調節をして、
Kirkasと上手く繋がるように、チューニングしております。

しかし、このサブウーファーは8cmのシステムには、オーバースペックかもしれません。
8cmフルレンジの薄めの中低域から60Hz辺りでいきなり力感がみなぎってきて、
40Hz辺りでは、部屋のフスマなどがバタバタと共振を始めます。
音色的には、Kirkasとのつながりには違和感を感じないのですが、
エネルギー感が上手くつながっていないような気もします。

しかし、25Hz辺りまでグリップするので、音楽の最低域まで軽々と再生し、
8cmのシステムとは思えない余裕のある鳴りっぷりです。
フルオーケストラでも、苦しげな様子はなく、
スケールの大きい音が楽々と出てきます。

やはり、音のスケール感は、各音域の絶対的な量ではなく、
相対的な量が大切なのではないかと感じます。
どういうことかと言うと、
低域の絶対的な量が多くても、中域・高域の量がそれより多ければ、
スケール感の乏しい、貧相な音になりますが、
反対に、低域の絶対的な音量が少なくても、
中域・高域の量が、低域に比べて相対的に少なく、
聴感的なf特がピラミッドバランスになっていれば、
スケール感のある雄大な音になるということです。
なので、いくら大きなシステムでも、f特がハイ上がりならば、
特に低域の感度が鈍くなる小音量再生の時は、スケール感の乏しい音になるはずです。

とは言っても、このHarmoniaがパーフェクトというわけでもなく、
中低域(ミッドロー)の表現力が分かりやすいチェロの独奏などを、
いま開発中の10cmのバスレフシステムのLaulu-D10と聴き比べると、
Harmoniaは、その帯域での表現力が僅かに劣るようです。
単独で聴いて不満を感じるレベルでないのは幸いですが、
Laulu-D10と聴き比べると、違いがあるということです。

多分、フルレンジ部のKirkasが密閉型なので、
エンクロージャーに収めることでf0が上昇する以外は、
インピーダンス特性がユニットの元々のインピーダンス特性とほとんど変わらず、
フルレンジ部のミッドロー(f0付近)でのインピーダンスが高いままなので、
8cmフルレンジのボイスコイルに流れる電流が少なくなり、
その帯域での駆動力が減ることで、
その帯域での表現力も乏しくなっているような気がします。

8cmフルレンジのミッドローは、
ホーンなどで負荷をかけない場合は、インピーダンスが低くならないので、
振動板から出る音は、ボイスコイルで駆動されて出る音というよりは、
振動系が持つ固有振動数に従い、慣性でブラブラすることで出る音なので、
どうしても表現力が低くなってしまうようです。

8cmフルレンジと比べると、10cmフルレンジの方が、f0の周波数が低く、
ミッドローでのインピーダンスが低い分、
その帯域での駆動力も増し、表現力も豊かになるのだと考えられます

8cmでも、Mark Audio のAlpair6なんかだと、f0が10cm並に低いので、
ミッドローの表現力も10cm並に豊かかもしれませんねぇ・・・うーむ、気になる・・・


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Harmonia | 11:43:54 | トラックバック(0) | コメント(0)
Laulu-D10 の風切り音

Laulu-D10_20131223


Laulu-D10 の仕上げをして一応 完成しました。
Lualu-D10は、このサイズのバスレフエンクロージャーとしては、
ほぼ非の打ち所のない音質で、非常に気持ちよく音楽を聴かせてくれますが、
最終チェックで、ただ1つ、欠点を発見して、Korvaは少し凹んでおります。

それは、ユニットの振動板がバタバタする程度の大音量でサイン波を再生すると、
ポートからの空気の出入りが多くなる帯域で、風切り音が発生することです。
これは、ポートが細いので、空気の摩擦が大きくなることが原因だと考えられます。

しかし、大音量再生でも、普通に音楽を聴いている分には風切音は認識できませんし、
大音量でサイン波のみを聴くような状況も、そうそう考えられないので、
音楽を聴く道具としては、非常に完成度が高く、
非常識な大音量でなければ、ほぼ完璧だと言って良いスピーカーだとは思います。
厚みと繊細さを兼ね備えた、エレガントで品位の高い音です。

この風切り音は、最初、
2つのポートの非対称性によって発生している歪みなのではないかと思い、
短い方のポートに延長ポートを取り付けて、2つのポートの長さを同じにして試してみましたが、
やはり、大音量にすると発生するので、ポートの長さの非対称性が原因ではないようです。

具体的にどのような音になるかというと、
大音量でなければ、ポートからの音は「ブー」という普通のバスレフの音ですが、
大音量では、この「ブー」に風切り音が混ざって、「ビュー」という感じになります。
大音量といっても、常識的な音量ではなく、振動板がバタバタする程度の音量ですが・・・

ポートからの出力が増えると、ポートの中で動く空気のスピードが上がります。
そして、摩擦の大きさはスピードの2乗に比例して増え、
風切り音は摩擦に比例して増えるとすると、
風きり音の大きさは、ポートからの出力の2乗に比例すると考えられます。
なので、音量が2倍になれば風きり音は4倍、
音量が3倍なら風切り音は9倍、音量が4倍なら風切り音は16倍・・・
という感じで増えると考えれば、
大音量にすると、急激にポートの音色が変化するのも説明できそうです。

しかし、ポートと空気の摩擦をゼロにすることはできないので、
風切り音を無くすことは、原理的には不可能ということになります。

ポートの断面積が同じならば、
円形のシングルポートが最も摩擦が少なくなると考えられますが、
Laulu-D10は、ポートの断面積が比較的 小さいので、
エンクロージャーの容積が同じならば、
ポートの中で動く空気のスピードが比較的速くなるため、
風切り音も比較的 発生しやすいのだろうと考えられます。

とは言っても、ポートの断面積を大きくすると、
バスレフ共振する範囲が狭くなり、かつ、バスレフ共振による出力は大きくなるため、
ポートからの出力特性がブロードではなくピーキーになります。
そして、ポートからの音の音色は単調になり、癖も強くなり、低域の表現力も乏しくなります。
つまり、いかにもバスレフという感じの低域になってしまいます。

Laulu-D10の場合、大音量で比較的 風切り音が増えることを大目に見れば、
低域での表現力は、非常に豊かで、尚且つ、虫眼鏡で覗くような正確さがあります。
ジャズなどを聴くと、ウッドベースの演奏などは、音階が正確というレベルではなく、
演奏者の指の動きが見えるような、表現力の豊かさと細やかさを感じます。

スピーカー作りは、こうであればこうであるほど良いということがないので、
どこでバランスをとるかということが非常に難しく、
これが正解で、これが不正解ということもなかなか言えません。
音の好みがはっきりしていて、それ以外は受け付けないという人であれば、
かえって簡単なのかもしれませんが・・・


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Laulu-D10 | 12:48:13 | トラックバック(0) | コメント(5)

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まとめ

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