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Korva

Author:Korva

コルバのブログへようこそ♪
"Korva"とはフィンランド語で「耳」という意味。なぜかスピーカーのことを考えてると幸せ。よい音とは何か、そして理想のスピーカーとは何かを日々考え追求しています。

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Kirkas の製作開始

Kirkus


前回の更新から、ずいぶん間隔が開いてしまいました。
季節の変わり目は、どうも気分が欝っぽくなってしまい、
文章を書く気分にならないようです・・・

最近、ご訪問いただくたびに拍手をしてくださる方がいるようで、
とても励みになります。ありがとうございます。<(_ _)>

Harmoniaのサブウーファー部のPerustusの設計がなかなかまとまらず、
先にフルレンジ部のKirkasの設計が出来てしまったので、
製作を開始しました。

Kirkasは、逆ホーン型の密閉式エンクロージャーです。
同じ形式のものとしては、市販品にも、
B&Wのハイエンド機のノーチラスという機種がありますね。
価格は、ペアで 11,550,000円という、
Korvaには縁の無い世界となっております ^^;

Nautilus

このノーチラスは、4wayの構成で、
ウーファーには渦巻き型の逆ホーンのエンクロージャー、
それ以外のユニットには、ストレート型の逆ホーンのエンクロージャーを採用しています。

この逆ホーンの密閉式という方式は、吸音効率に優れていると言うことで、
雑味の少ないモニター的な音を求める場合には、良い形式かもしれません。

しかし、エンクロージャーの響きによって音楽性を高めると言う方向性とは、
逆の方向性なので、アンプやDAC、プレーヤーの品質や音楽性の高さが、
普通以上に要求される可能性もあります。

今回は開発するHarmoniaは、
フルレンジ+サブウーファー+スーパーツイーター
という、構成にする予定ですが、
フルレンジ部が8cmなので、スーパーツイーターは省略するかもしれません。
それに、ツイーターはつけようと思えば、いつでもつけられますからね。

そして、Harmoniaのフルレンジ部のKirkasには、
B&Wのノーチラスのウーファー部のような、
渦巻き型の逆ホーン型のエンクロージャーを採用して、
中域と高域の品質を徹底的に高めようという魂胆です。

振動板の背面の音圧は全て殺してしまう形式なので、
貧乏性のKorvaとしては、もったいない気がしてしまいますが、
スピーカを開発する上では、こういうタイプのワイドレンジモニターを、
1セット持っているのも、悪くないと思われます。

モニターは、ヘッドフォンでもいいのですが、
同じ程度のfレンジなら、スピーカーの方が、断然音が良いです。

すでに、手元にはありませんが、
以前開発したSDBRのLaulu-SD08という機種は、
非常にワイドレンジで、ヘッドフォンよりローエンドが伸び、
低域の質感もヘッドフォンより腰がありソリッドで、
ヘッドフォンの音が、かなり「へなちょこ」な感じに聴こえ、
ヘッドフォンの存在意義に疑問を感じました・・・

Harmoniaは、これよりも更なるワイドレンジを狙っていますが、
果たして、上手く行くでしょうか?

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Harmonia | 11:07:53 | トラックバック(0) | コメント(0)
Kirkas の試聴

kirkus_i


Harmonia のフルレンジ部の Kirkas の試聴をしています。
上の画像はKirkasの内部の様子です。
この渦巻き形状の逆ホーン型の音道に吸音材を詰めて、
効率的に振動板背面の音を吸音する構造です。

音道のコーナーには整流板や三角材を配置して、
音がスムーズに音道の奥に導かれるようにしています。

音道は90cm以上あるので、
振動板背面の音が、音道の端で反射して、
再び振動板の位置まで戻ってくるまでに、
180cm程度の吸音材の層を通ってくることになるので、
反射音が振動板に与える影響はかなり少なくなりそうです。

kirkus_tl


まだ吸音材の調節をするので、側板を貼り付けていない状態で、試聴しています。

ほとんどのスピーカーは、
「ここがもっとこうだったらなぁ・・・」
という部分があるものですが、
Kirkasは極めて自然な音で、
気になるところが全くと言っていいほどありません。

鳴らし始めの頃は、
スピーカーと言うより、ハイパスフィルターじゃないの?
という感じの、耳から血が出そうなヒステリックな音で、
正直、やっちまったか?という感じでしたが、
段々エージングでこなれてきて、滑らかな音になりました。

音色としては、
ヘッドフォンの音をくっきりはっきりさせて、
ダイナミックレンジを広げて表現力を豊かにして、
低音を減らしたような音と言う感じでしょうか・・・

Kirkasは密閉式なので、もともと低音は期待していませんでしたが、
ダラ下がりに40Hz辺りまで伸びているので、
ジャズなどを聴いても、ベースラインもそこそこ聴こえますし、
ポップスなどは、これだけでもいけるような感じです。

しかし、共鳴要素の全く無いスピーカーと言うのは音が素直ですねぇ。
全帯域に渡って強調感が無いので、
長時間リスニングでも嫌気が差さず、聴き疲れしません。

バックロードホーンのTorvi-S08IIと聴き比べをしていましたが、
Torvi-S08IIの低音の多いこと多いこと・・・
やはり、BLHは、振動板背面の音をフルに利用する形式なので、
他の形式には無い、独特の音の豊かさがあると感じます。

密閉型のKirkasと聞き比べると、
どの帯域がホーンによって持ち上げられているのかが、よく判りますね。
特にミッドローのブリブリ、ゴリゴリ、バリバリという張りのある質感はBLH独特で、
他の形式では出せない音色ですが、これは好き嫌いが分かれそうな音でもあります。

Kirkasの場合は、振動板前面の音だけを聴くというのがコンセプトなので、
エンクロージャーは、低域再生のためではなく、
吸音のためにあるわけで、豊かな低音は期待できませんが、
当初の狙い通り、クオリティーの高い中・高音というのは実現できたようです。

容積にゆとりがあるためか、
密閉型なのに、押し詰まった感じも無く、のびのびと鳴りますし、
密閉型の短所とされているものも、特に感じません。

後はサブウーファー部のPerustusが上手く行けば、
Kirkasと組み合わせて、ワイドレンジなシステムが出来そうです。



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Harmonia | 10:51:50 | トラックバック(0) | コメント(2)

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