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Korva

Author:Korva

コルバのブログへようこそ♪
"Korva"とはフィンランド語で「耳」という意味。なぜかスピーカーのことを考えてると幸せ。よい音とは何か、そして理想のスピーカーとは何かを日々考え追求しています。

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Laulu-08 の改善案
久しぶりの更新になります。
ここしばらく、気分と体調が優れなかったので、
ブログもホームページも放置しておりました。

以前、Laulu-08 という、
8cmフルレンジ用の4.5リットルのバスレフを作りました。
このエンクロージャーは、特に癖もなくソースに忠実な音が聴けるので、
比較的 使用頻度の高いエンクロージャーで、今も活躍しています。

今回は、この Laulu-08 の改善案です。

Laulu-08II.png

上の画像がそれですが、
旧バージョンとの主な違いは、底板に角度がついていることです。

旧バージョンは裏板に角度を付けることで、
フロントバッフルと裏板との対向面間で発生する定在波を減らすことによって、
ドライバーの振動板に対する定在波の悪影響を減らし、
癖の無い再生音を実現するという狙いがあったわけですが、
今回は底板にも角度をつけることで、
天板と底板の対向面間で発生する定在波も減らそうというわけです。

なぜ、天板と底板の対向面間で発生する定在波を減らしたいのかと言うと、
一般的なバスレフエンクロージャー形状の場合、
天板と底板の間の距離が最も長くなるからです。

定在波は、対向面間の距離が大きくなるほど、波長が長く(周波数が低く)なります。
そして、定在波の周波数が低いほど、吸音材による吸音が難しくなり、
減衰するのにより長い時間がかかるため、再生音への悪影響も、
より大きくなると考えられるからです。

両側板にも角度をつければ、定在波対策としては完璧ですが、
両側板の対向面間の距離は最も短いので、発生する定在波の周波数も高く、
この対抗面間で発生する定在波の吸音は、比較的容易だと考えられるので、
エンクロージャーの設計や製作上の難易度のことも考えると、
側板には角度をつけなくても、それほど問題ないかなぁという感じです。

底板の下部にデッドスペースが発生するので、
サイズ的には少し大きくなりますが、少し背が高くなるので、
デザイン的には旧バージョンより好くなるかもしれません。
旧バージョンは、パッと見たとき、ドライバーとダクトの間の距離が、
少し短いようにも感じるのです。


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Laulu-08 | 10:43:55 | トラックバック(0) | コメント(0)
Laulu-08II

laulu-08II_i


早速、新しいバージョンの Laulu-08(Laulu-08II) を作ってみました。
バスレフはバックロードとは違って、設計・製作が簡単なので、
思い立ったら、気楽にちゃっちゃと作れるのがよいですね。

上の画像が Laulu-08II の内部の様子です。
裏板と底板が傾斜しているのが分かるかと思います。

そして、下の画像が、前から撮ったものですが、
デザイン的には、旧バージョンより好くなっています。
やはり、旧バージョンはデザイン的に、ドライバーとダクトの距離が近すぎたようです。

laulu-08II_f


このLaulu-08IIの内容積は、旧バージョンと同じく、4.5リットルですが、
デザイン的には、もう少し背が高くても良い感じなので、内容積を6リットル程度に増やして、
FostexのFE-83En専用のLaulu-08IIを作るのも良いと思います。

側板を仮留めの状態で試聴してみましたが、
吸音材を入れない状態でも、内部で「ウヮンウヮン」響く感じが少なく、
明らかに、旧バージョンより音が良くなっており、
底板にも傾斜をつけた効果が聴感的には感じられるので、
設計的には問題ないかと思います。

低域も豊かに響き、これだけを聞いていれば、
特に不満を感じることなく音楽を楽しめますが、
バックロードホーンと切り替えながら聴くと、
特に中低域(ミッドロー)の表現にかなり違いを感じます。

『ターミネーター2』のサウンドトラックで試聴していたのですが、
バスレフとバックロードだと、違う録音のように聴こえます。

バックロードのほうは、バチバチ、ブチブチという中低域の音のエッジが際立ち、
音に開放感や弾ける感じ、突き抜けた感じがありますが、
Laulu-08IIの方は、中低域の音のエッジの表現が乏しく、
情報の欠損がかなり感じられます。
しかし、これはホーンとバスレフダクトの表現力の違いですから、
仕方のないことではあります。

バスレフは、構造的には振動板にバネと錘を背負わせた格好になっていますし、
実際に聴いた感じも、その様な印象を受けます。

近くで見てみると、
バスレフのほうが振動板が激しく振動しているのに、
音に詰まった感じがあるのに対して、
振動板があまり振動していないバックロードのほうが、
音に開放感があるのが不思議な感じがします。

しかし、まぁ、Laulu-08IIは、8cmフルレンジ用の小型バスレフとしては、
癖がなく、なかなかエレガントな音で、低域も厚みがあり、
音的にもデザイン的にも、完成度としてはかなり高いと思います。

Korvaは、バックロードも、もちろん好きですが、
こういうシンプルでコンパクトな、バスレフスピーカーの ややおとなしめの音で、
音楽をまったりと楽しむのも、なかなかおつなものだと思います。


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Laulu-08 | 13:41:25 | トラックバック(0) | コメント(0)
最強の8cmフルレンジ?
alpair6p

最近、Mark Audio の Alpair6P が気になっています。
Alpair6Pは、8cmフルレンジとしては、f0が74Hzと非常に低く、
Xmaxも3.3mmと大きいので、おそらく、かなり低音の質感が良さそうな気がします。

Alpair6Mの方は、f0が65Hzとさらに低いですが、6Mはメタルコーンなので、
たぶん音色的に、Korvaの耳には違和感があるだろうと思います。

Mark Audio のフルレンジは、
メタルコーンのCHR-70v3 と、紙コーンのCHP-70v2 を所有していますが、
CHR-70v3 は、高域の付帯音が多く、今のところ、ボーカルものは聴けません。

CHR-70v3は、暇を見つけてはエージングしているのですが、
何を鳴らしても シンシン、ヒンヒン 鳴って、いかにも金属板が振動している感じの音です。
ボーカルもの以外では、それほど気になりませんが、ボーカルもので使うには、
もう少しエージングをして、こなれた音にならないと無理っぽいですね。
やはり、金属は内部損失が少ない素材なので、
共振が残りやすく、高域で音色的な癖が出やすいようでが、
もう少しエージングすれば、どうにかなりそうな印象もあります。

紙コーンのCHP-70v2は、普通に使えそうな音がしています。
高域が少し控えめなので、ボーカルが少し年をとった感じの声に聴こえます。
しかし、これはこれで聴き疲れのしない音で悪くはありません。

で、Alpair6P ですが、
これは8cm最強なのではないかと思って気になっているのです。
ネットを見ても、悪い評判はないようですね。

しかし、8cmにしては、お値段高めで悩ましいですね~
奮発して買っても、他の8cmとあまり違わないような音だとあれですし・・・
高くても、これ1発で幸せになれるなら、悪くはない買い物ですが、
8cmとしてはいくらすごいスペックでも、10cmにはかなわないのであれば、
FF105WKでも使っている方がよいわけです。

スピーカーとリスナーの距離にもよりますが、
8cmフルレンジだと、少し男性ボーカルが細くなりますし、
16cmフルレンジだと、少し女性ボーカルが太くなります。
ヒューマン・スケールから言えば、桃源郷は10~13cm辺りにありそうな気がします。

それで、何が問題なのか言うと、
10cmフルレンジのAlpair7の、紙コーンがないことです。
Alpair7の紙コーンがあれば、
おそらく、それ1発で幸せになれそうな気がするのですが・・・

多分、メタルコーンのAlpair7だと、CHR-70v3程ではなくても、
高域の付帯音が気になって、音楽に集中できないだろうと思います。
年をとって耳が悪くなれば、シンシン、ヒンヒン鳴る、高域の付帯音が気にならなくなって、
この問題は自然と時間が解決してくれるかもしれません。
しかし、今のところは気になります。

と言うわけで、次善の策として、
8cm紙コーンの Alpair6P はどうだろうか?と気になっているのですが、
8cmだと少し物足りなく感じる可能性があるなぁと・・・

まぁ、普通にFF105WKでも聴いて満足していればいいのですが、
Mark Audio のドライバーが素晴らしいのは、Xmaxの大きさです。

ダイナミックレンジの広さは、再生可能な最大音と最小音との比率ですが、
Xmaxが大きい程、ボイスコイルをリニア駆動できる範囲での、
ダイナミックレンジを大きくすることができます。
特に、振幅の大きくなる低域では、Xmaxが大きい方が、ダイナミックレンジが広く、
よりソースの波形に忠実で正確な、質の高い低音が期待できますし、
低域の大きな波形に乗った、中高域のリニアリティーも良くなるはずです。

再生可能な最小音のほうを拡大していっても、
つまり、再生できなかった微小信号が再生できるようにしても、
ダイナミックレンジは広くなりますが、
最小音のほうは、プレーヤーやDACやアンプのノイズ以下にはできないので、
ダイナミックレンジ拡大の為には、Xmaxは大きい方がよいと思われます。

FF105Wk のXmaxが、1.7mm
Alpair7v3 のXmaxが 4.2mm で、2倍以上あります。
8cmのAlpair6でも、3.3mm です。
FF105WKのXmaxも、決して小さい方ではないのですが、
Mark Audio のドライバーは常軌を逸しております。

しかし、Mark Audioのドライバーは、
フルレンジファンの妄想を現実にしたような感じのシロモノで、
その設計思想に、Korvaは強く共感を感じております。

という訳で、Mark Audio さん、
紙コーンのAlpair7を作ってくだされ~


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フルレンジ | 14:09:20 | トラックバック(0) | コメント(4)
Laulu-08II 完成

laulu-08II_20130517


Laulu-08II が、完成しました。
8cmフルレンジ用の、小型バスレフなので、
こじんまりとして、可愛い感じです。

接着剤が完全に乾燥すると、また音が変わってくると思いますが、
今回の Laulu-08II は、完成度が非常に高いようです。

試聴では、癖を全く感じることの無い、モニター的な端正な音です。
ドライバーは、TangBandの W3-582SC で、
その音色的な傾向も、どちらかと言えば、モニター的なので、
このエンクロージャーには、上手く調和しているようです。
安価ながら、非常に優れたドライバーです。

いつものように、3点支持にして聴いていますが、
これだけを聴いていれば、何の不満も感じない音です。
これに、サブウーファーとスーパーツイーターを追加すれば、
いわゆる「上がり」なのでは?と思ったりも・・・

軽やかで、透明感や繊細さがあります。
雑味が少ないのに、温かみや優しさがあり、
デッドで硬い感じは無いのに、静けさがあります。
Hi-Fi でモニター的な音ですが、冷たさが無く、
生活の中にすっと溶け込む自然な音です。

これは、かなり、Korvaの理想とする音に近いです。
音の相反する要素が、上手く両立していて、
我ながら、良く出来たスピーカーだと思います。
笑われそうですが、「完璧」という言葉が脳裏をよぎります・・・

低域も、このサイズにしては不思議なくらい、モリモリと出てきます。
音階も明瞭で、質感も硬さがあり悪くありません。

しかし、体調の悪いときは、低域が少しうるさく感じます。
どうも、Korvaは、体調によって、低音の感じ方が違うようです。
体調の悪いときは、できるだけ低音は聴きたくありません。
頭が痛くなってくるのです・・・


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Laulu-08 | 10:31:33 | トラックバック(0) | コメント(2)
上面開口型バックロードホーンについて
下の図は、そのうち作ろうと思っている、上面開口型のバックロードホーン(BLH)です。
ホーンの広がり方が理想的で美しく、なかなか良い音道構成だと思います。
空気室も定在波の立ちにくい形状です。

torvi-t

これは、リンクさせていただいている、「木工大好きのブログ」 様の記事に影響されて、
かなり以前に考えたものですが、他に色々と作りたいものがあって、
なかなか作れずにいますが、この音道構成だと直管BLHとしては、
理想的なホーン形状にできるので、いつかは作りたいと思っています。

上面開口型BLHの特長について、色々と考えてみたのですが、
この形式のBLHは、ホーンを理想的な形状にできること以外にも、
様々なメリットが考えられます。

特に、中域・高域のクオリティーと言う点では、
他の形式のBLHと比べると、最も良くできる可能性があります。

BLHは開口部から漏れる中・高音がドライバーの音に濁りを与えたりするのですが、
上面開口型BLHの場合、開口部からの音が、天井に向かって放射されます。
この放射された音のうち、指向性の広い低音はあらゆる方向に広がりますが、
指向性の狭い高音は、そのまま天井に向かいます。
そして、天井で反射し、今度は床に向かい、そこでまた反射し・・・
ということを繰り返して、段々と減衰していきます。

つまり、上面開口型BLHは、他の形式のBLHより、
指向性の狭い周波数帯域の音が、リスナーの耳に届きにくくなるため、
開口部からの音が、ドライバーの音に濁りを与えるという現象が、
比較的少なくなる可能性があります。

また、開口部から出力される音は、ドライバーの音とは時間差を持っていますが、
この時間差が小さいほど、ドライバーの直接音に対する滲みだと脳が認識しやすくなります。
そして、直接音に対するにじみだと認識されれば、
当然、音の輪郭が不明瞭になるため、聴感的には、情報量の減少となります。

しかし、上面開口型BLHの場合、
中・高音は、少なくとも一度は天井に反射してから、
リスナーの耳に届くので、他の形式のBLHに比べると、
開口部からの音が耳に届くまでの距離と時間が大きくなります。

そして、ドライバーの直接音と開口部からの音の時間差が大きいほど、
脳は、これを間接音と認識しやすくなり、
直接音のにじみとは認識しにくくなるため、音の輪郭がぼやけにくく、
かえって、聴感的には、ソースの音にディレイを加えた場合ように、
情報量の増加と、音楽性の向上だと感じられるのではないかと思います。

このように、上面開口型BLHは、他の形式のBLHに比べると、
音楽にとって最も大切な中域での品質が、最も良くできる可能性があります。

つまり、BLHは、開口部の向きによって、
アコースティック・ハイカット・フィルターとしての効果に違いがあり、
前面開口型は、このハイカット効果がもっとも弱く、
上面開口型は、比較的強いと言えます。

しかし、デメリットとしては、
開口部が空中にあって、ホーンの延長効果が望めないことから、
エンクロージャーのサイズが同じならば、
低域再生については、他の形式に比べると不利になるかもしれません。
反対に、前面開口型は、低域再生の面では最も有利になります。


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バックロードホーン | 11:54:10 | トラックバック(0) | コメント(2)
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まとめ

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