■プロフィール

Korva

Author:Korva

コルバのブログへようこそ♪
"Korva"とはフィンランド語で「耳」という意味。なぜかスピーカーのことを考えてると幸せ。よい音とは何か、そして理想のスピーカーとは何かを日々考え追求しています。

ホームページは → こちら

■最新記事
■最新コメント
■最新トラックバック
■月別アーカイブ
■カテゴリ
■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■リンク
■ブロとも申請フォーム
■QRコード

QR

デュアル・バックロード・ホーン についてつらつらと

korkea設計


ホームページの方に、Halmonia の構想中とありますが、
それより先に、10cm版のデュアルバックロードホーン(DBLH)の方が先になるかもしれません。
Halmonia の方は、購入予定の長さ調節可能なダクトが、
なかなか入荷されないようなので、それが購入できるまでは延期です。

画像のDBLHのKorkeaは、側面開口タイプですが、
新しく開発する、10cm版のDBLHは、後面開口タイプにする予定です。

上の画像からも分かると思いますが、
側面開口タイプのDBLHの場合、最後にカンナをかけて仕上げるときに、
構造的な理由で、完全に目違い(段差)を払うことができません。

後面開口タイプであれば、仕上げを完璧にできますし、設置の自由度の高さとか、
歪感の少なさなどの音質的な優位性なども考えられます。
音道の構成も、上手い具合に頭の中で発酵してきました。

画像の、8cm版 Korkea は、音質的に気に入っているので、
マイナーチェンジして、設計図もホームページにUPしたいですが、
いつになることやら・・・

デュアル・バックロード・ホーン

今日は、Korkeaを聴きながら感じたことなどを、つらつらと・・・

上の画像は、DBLH の基本的な構造ですが、
一つの空気室に、2本のホーンが接続されています。
このため、片方のホーンによって、負荷(Horn Load)のかかる帯域でも、
別のホーンから圧力が逃げられるます。
これは、DBLHの構造的な欠陥なのでは?と考えていましたが、
シングルBLHと聴き比べていると、むしろ利点なのではと感じることもあります。

というのは、シングルBLHは、負荷のかかる帯域では、
DBLHより強く負荷がかかるため、周波数特性ではフラットでも、
ドライバーの音色とホーンの音色に違いを感じるので、
その帯域でピーク感を感じたりしますし、人工的な音にも感じます。

それに比べて、DBLHは負荷のかかる帯域でも、
別のホーンから圧力が逃げられるので、ピーク感が少なく、
音色的にも、違和感が少なくナチュラルな感じがします。

これは、BLHエンクロージャーの裏板や側板を接着せずに試聴している段階で、
負荷のかかる帯域でも、板を接着してない隙間から圧力が逃げることで、
ピークが発生しにくく、癖の無い音に聞こえる現象にも似ています。

そして、長岡鉄男氏が、BLHは折りたたんだ平面バッフルだとも形容しましたが、
シングルBLHは、負荷のかかる帯域では、
振動板に背圧がかかり、振動板の動きが制限されますが、
DBLHでは、負荷のかかる帯域でも、別のホーンから背圧を抜くことができるので、
シングルBLHよりも、振動板にかかる背圧が少なくなり、ドライバーからみれば、
DBLHは、折りたたんだ平面バッフルに、より近いとも言えます。

もっとも、この現象が、スピーカとして良いのか悪いのかは、
いろいろな考え方ができるので、なんとも言えませんが、
まぁ、結果としてOKなら、OKということで・・・


関連記事
スポンサーサイト
Korkea | 13:04:41 | トラックバック(0) | コメント(3)
DBLH の共鳴音の少なさについて
デュアル・バックロード・ホーン(DBLH)を聴いていると、
シングル・バックロード・ホーンに比べて、
「ブー」とか「ボー」といった、共鳴音が少なく、
しかし、低域の量感が少ないわけでもないのに、
低域の解像度も高く、癖の無い素直な音に聴こえます。

今回は、DBLHの癖の少なさについて、
共鳴管的な動作から、少々考えてみました。

バックロードホーン(BLH)は、ホーンとして機能するほかに、
その形状的な類似性から、おそらく、TQWT(Tapered Quarter Wave Tube)
としても、機能していると考えられます。

そして、この共鳴管動作によって、「ブー」とか「ボー」とかの、
共鳴管的な音も発生しますが、
上手くいけば、これによって、低域が豊かになったり、
ローエンドが伸びたりするという副産物も期待できます。

デュアル・バックロード・ホーン

上の画像は、DBLHの模式図です。
1つの空気室に2つのホーンが接続されていますが、
見方を変えると、1つの空気室に、2つの TQWT が接続されているようにも見えます。

オオサワ氏が開発されている、多重共鳴管のように、
空気室と、DBLH のそれぞれの管を、細いポートを介して繋げば、
片側が閉じた形状に近くなるので、
おそらく、多重 TQWT に近い動作になると考えられます。

DBLH の場合、多重共鳴管に比べると、
スロート面積が大きく、片側が閉じた形状ではないので、
共鳴管動作をする場合でも、
(長い方のホーン長をLl、短い方のホーン長をLsとすると)、
普通に考えれば、Ll+ls(m)の両端の開いた共鳴管として動作し、
340/2(Ll+ls) Hz とその整数倍の周波数で共鳴するはずです。
しかし、この場合でも、共鳴管としては形状的な理由で、
共振強度は弱くなるはずです。

また、ショートホーン(SH)とロングホーン(LH)は、
空気室というクッションを挟むことによって、
ある程度独立した動作が可能と考えれば、
LHとSHは、片側が閉じていなくても、強度は弱いながら、
それぞれ、Ll (m) と Ls (m) のTQWTとしても機能するのではないかと考えられます。

この場合の共振周波数は、
340/4Ll Hz とその整数倍、
340/4Ls Hz とその整数倍、
となります。

そして、SHもLHも両端が開いているので、
両端の開いた共鳴管として機能した場合の共鳴周波数は、
340/2Ll Hz とその整数倍、
340/2Ls Hz とその整数倍、
となります。

このように、DBLH は、共鳴管として動作する場合、
非常に多くの共振周波数を持つことになりますが、
形状的な理由によって、共振強度が弱くなるために、
普通のBLHに比べると、負荷のかかり方が、より広く、より穏やかになり、
また、負荷のかかる帯域でも、別のホーンから圧力が逃げられるため、
負荷のかかりすぎによって生じるピーク感も生じにくく、
いわゆる、ボーボー感の少ない、癖の無い音になるのではないかと、思われます。


関連記事
Korkea | 11:44:47 | トラックバック(0) | コメント(0)

FC2Ad

まとめ