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Korva

Author:Korva

コルバのブログへようこそ♪
"Korva"とはフィンランド語で「耳」という意味。なぜかスピーカーのことを考えてると幸せ。よい音とは何か、そして理想のスピーカーとは何かを日々考え追求しています。

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Monolith-08a の製作開始
Mark Audio の 8cmフルレンジ・ドライバー、Alpair-6p 専用の
デュアルBLH Monolith-08a の製作を開始しました。

monolith-08a


初代 Monolith-08 は、1枚の三六板から1ペア作る設計で、板取に制限が在りましたが、
今回の Monolith-08a は、板取の制限の無い理想的な設計で、
8cmフルレンジの限界に挑戦する作品です。

Alpair-6p は、軽量振動版の 8cmフルレンジとしては、
fs が 74Hz と、10cmフルレンジ並みに低くて、
設計によっては、10cmフルレンジと同等の再生帯域を期待できるはずですし、
トランジェント特性は、10cmより優れています。

もちろん、10cmフルレンジ並みの大音量再生は期待できませんが、
非常識な大音量で聴くのでなければ、8cmでも特に問題はありません。

最近は、Alpair-6p なんかもそうですが、
Tang Band からも、W3-2141 (下図)のように、fs が 75Hzと、
10cmフルレンジ並みに低い 8cmフルレンジが出ており、
興味をそそられますね・・・

W3-2141

磁気回路が巨大で、フェイズ・プラグも個性的ですし、
なかなかのルックスですね。

そのうち、Tang Band 用の Monolith も作りたいと思っています。

小口径ドライバーで、広大な周波数レンジというのは、
スピーカー・ビルダーの夢の一つですが、
最近の高性能な小口径フルレンジの登場によって、
8cmフルレンジ一発で、
音楽に必要な帯域の全てをカバーできるスピーカーの実現も、
非現実的な目標でもなくなりつつあると感じます。


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Monolith-08a | 10:18:22 | トラックバック(0) | コメント(2)
Monolith-08a の完成と試聴
今回の熊本の大地震では、残念ながら、多くの方々が亡くなり、
甚大な被疑が発生してしまいましたことに対して、
心よりお悔やみを申し上げるとともに、
1日も早い復興を、心よりお祈り申し上げます。

こういう時に、のんきにスピーカーの記事を書くのもどうかと思いますが、
Alpair-6p 専用の H-DBLH Monolith-08a のお話です。

monolith-08a_20260420


上が完成した Monolith-08a ですが、
ルックス的には、シンプルかつ端正で、
Korva的には、とても気に入っております。
小穴の位置が、もう2cmほど上だったら、
もっと良かったかもしれませんが・・・

monolith-08a_i_20160420


そして、上の画像が内部構造です。
基本的な音道構成は、以前製作した Monolith-10 と同じですが、
今回は、全ての180度の折り返し部分に整流板を配置し、
ショート・ホーンの開口部も、ホーン状に広がる形状としています。

Monolith-08a は、最初、普通のデュアルBLH として設計したのですが、
前回の記事で紹介した、H-DBLH の音が良かったので、
急遽、設計を、H-DBLH に変更して製作しました。

最初の試聴では、
ドライバーのAlpair-6pが、まったくの新品でエージング不足なこともあって、
かなり大人しく眠い音でしたが、
今は、特に不満の無い、良い音で鳴っております。

小さめのドライバーに、大き目のエンクロージャーというシステムは、
エンクロージャーが受ける振動エネルギーが、比較的 小さくなるせいか
エンクロージャーのエージングに、少し時間がかかるようですね。

エージングを経た Monolith-08a は、
音色的には、冷たすぎもせず、暖かすぎもせず、ニュートラルかつナチュラルで、
なんとなく、オーディオ機器という感じがしない音です。

最近は、Laulu-08II と サブ・ウーファー と スーパー・ツイーターからなる、
少し大掛かりなシステムをメイン・システムとして使っていましたが、
8cmフルレンジ1発の Monolith-08a のほうが、
優れている点が多いように感じます。

fレンジは非常に広く、低域はサブ・ウーファー付きのシステムのようですが、
小口径のシステムとしては、低域の解像度と反応がよく、音色も自然なので、
サブ・ウーファー付きのシステムのような違和感はありません。

中域はナチュラルで特に問題はありませんし、
高域も、Alpair-7pのような硬さも無く、自然かつ繊細です。

ローエンドは30Hz辺りで、40Hz辺りから十分な出力があり、
音量を上げると、部屋のふすまなどが、
がたがたと共振を始めるほどの低域のエネルギーがあります。

そして、この低域特性の良さは、
エンクロージャーの設計が上手く行ったということもありますが、
Alpair-6p の fs の低さと、X-max の大きさも、要因として考えられます。
Alpair-6p は、8cmフルレンジとしては、少し価格が高めですが、
その価値は十分にあると思います。

8cmフルレンジ1発のシステムでクラシックなどと言うと、
オーディオ・マニアからは失笑を買いそうですが、
このシステムの再生音は、重厚かつハーモニックなため、
クラシックとも相性が良いようです。
なんとなく、西洋人が好みそうな音かもしれません。

このちっぽけな、8cmドライバーでも、性能の限界まで鳴らそうとすると、
Monolith-08a のような大掛かりなエンクロージャーになってしまいますが、
この作品は、今まで作ったスピーカーの中では、
もっとも満足感を感じるものとなりました。


Monolith-08a | 12:45:13 | トラックバック(0) | コメント(4)
Monolith-08a のチューニング
Alpair6p 専用のデュアル・バックロードホーン、
Monilith-08a のチューニングをしています。

monolith-08a_20160916


もともと、Korva の作る BLH の空気室は、
最適な値より、少し大きめに作ってあります。

というのは、使うドライバーの Fs や Qts の値によって、
最適な空気室の容積が変わってくるので、
最初に、空気室を少し大きめに作っておけば、
あとから、空気室に詰め物を入れて、
空気室の容積を減らして、調節することができるからです。

しかし、Alpair6p は、8cmドライバーにしては、
ドライバーを取り付ける穴の直径が 92mm と大きいため、
空気室も、8cm ドライバー用のエンクロージャーとしては、
大きすぎる容積になっていました。

Monolith-08a は、エージングを経て、
なかなか良い音で鳴っていたのですが、
10cm用のMonolith-10 に比べると、
BLH らしい、鳴りっぷりの良さが足りない感じなので、
空気室の容積を、少しずつ減らしながら、
最適な容積を探っていました。

そして、ある値を境にして、
ドライバーの存在が消えて、エンクロージャーと一体化する感じになり、
それより少し減らすと、エンクロージャーの存在も消えて、
空間自体が鳴り出すような印象になります。

最適にチューニングされた Moniolith-08a は、繊細かつ厚みのある音で、
このちっぽけな8cmドライバーで、音楽に必要な全帯域を再生します。

Laulu-08II + サブ・ウーファー + スーパー・ツイーター の超ワイドシステムでも、
Monolith-08a の音には敵いません。

この音は、長年、Korva が追い求めていた音にかなり近く、
もう一歩で、理想とする音が実現しそうですが、
それには、このMonolith-08a に、更なる改良が必要だと思います。

Korva は、短めのホーンの BLH を作ることが多いのですが、
Monolith-08a は、究極の 8cm フルレンジ一発のシステムを開発するという意図もあり、
ホーンが 少し長めで、ロング・ホーンの方は、2m を超えています。

そして、今回、同じドライバーでも、
短めのホーンと長めのホーンでは、
最適な空気室の容積が違うということが判りました。

ホーンは、長くなるほど、
再生する帯域が低くなり、
ホーンの空気バネが軟らかくなり、
駆動する空気の量も増えるので、
それを補うためには、空気室の空気バネを硬くする必要があり、
そのためには、空気室の容積を、
ホーンの長さに「反比例」させる必要があるということです。
つまり、ホーンを長くするほど、
空気室の容積を減らす必要があるということです。

なので、特に、長岡式のように、
長いホーンを持つ BLH が、上手く鳴らないと悩んでいる方は、
空気室の容積を減らすと、上手く鳴り出すかもしれません。


Monolith-08a | 12:09:02 | トラックバック(0) | コメント(4)

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まとめ

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