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Author:Korva

コルバのブログへようこそ♪
"Korva"とはフィンランド語で「耳」という意味。なぜかスピーカーのことを考えてると幸せ。よい音とは何か、そして理想のスピーカーとは何かを日々考え追求しています。

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Forked BLH Ansio-S08
只今、13cmフルレンジ用のデュアルBLH Korkea-B13 の設計中で、
あと少しで、設計が完了しそうな感じです。

かなり昔、Forked Back Loaded Horn というものを、
このブログで紹介したことがあります。

fblh2


基本的には、シングルBLH とデュアルBLH の中間的な存在で、
ホーンの途中で枝分かれした構造になっています。

こういう構造のBLHは、長岡鉄男氏のBLHでも、似たようなものがありますが、
開口部の補強をしたことにより、ホーンが枝分かれして、
結果的に、それぞれのホーンに長さの違いが生じたという感じで、
ホーンの癖や共鳴音の分散を意図したものかどうかは不明です。

いま、構想中のForked BLH は、
枝分かれしたホーンの長さの比率を、デュアルBLH と同じにして、
ホーンの癖や共鳴音の分散を狙ったものです。

名前は、Ansio-S08 で、
Ansio というのは、「利点」という意味のフィンランド語です。
シングルBLH よりも、音質的な利点があればという感じで・・・

描いてみたラフスケッチでは、
音道構成も上手くまとまり、
デザイン的にも、よい感じにまとまりそうです。

多分、Korkea-B13 の後に作ると思いますが、
デュアルBLH 並みに癖が少なければ、
デュアルBLH より部材数が少なく、
コンパクトにできる Forked BLH の存在価値がありますね。


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Ansio-S08 | 11:02:11 | トラックバック(0) | コメント(2)
Forked BLH Ansio-S08 の製作開始
Forked BLH の Ansio-S08 の製作を開始しました。

ansio_20150823


左右対称のデザインで、
ルックス的には、すっきりとしています。

実験的なスピーカーですが、設計には少々苦労しました。

サイズ的には、コンパクトですが、
部材数は、かなり多くなってしまいましたね・・・

基本的な構造は、下図のようになっています。

fblh2

2つのホーンが独立したデュアルBLH 並みの音質は期待できなくても、
シングルBLH よりも、音質的に癖が少なければ、
Forked BLH の存在意義は十分にありますし、
サイズ的には、デュアルBLH よりコンパクトにできるので、
設計的な自由度が増し、色々と夢が広がります。

これが上手く行けば、
格好のよい前面開口型のForked BLH も作ってみたいですね。
これも、基本的な設計は出来ていますが、
Ansio-S08 の結果待ちですね。


Ansio-S08 | 12:59:52 | トラックバック(0) | コメント(0)
Forked BLH Ansio-S08 完成
Forked BLH (分岐BLH)の Ansio-S08 が完成しました。

ansio-s08_20250901


内部構造は下の様になっています。

ansio-s08i_20150901


音の方は、デュアルBLHのように、
何の欠点も無いという風にはいかず、
サイン・スイープでは、シングルBLHのように、
低域で、周波数特性の凸凹を感じますが、
その凸凹は、シングルBLHよりは穏やかな感じなので、
ホーンを分岐させ、開口部までの長さに違いを持たせたことによって、
いくらか、ホーンの癖を分散させる効果があったのだと思います。

中域、高域はBLH 的な癖が少なく、
低域には、厚みと適度な硬さ、BLH らしい迫力がありますし、
ローエンドは30Hz辺りまで伸びており、
このサイズのBLHとしては、優秀な特性だと言えます。

そして、ボーカル帯域は、比較的フラットなようで、
そのクオリティーは、シングルBLHより、明らかに高く、
デュアルBLHに迫るクオリティーです。
BLHで感じる、メガホン的な質感は少なく、
ダイナミックレンジが広く、開放的で、
伸びやかで素直なボーカル再生です。
このボーカル再生は、非常に気に入りました。
Ansio-S08 で聴くボーカルは、胸に迫るものがあります。

実際に音楽を聴いて感じる印象は、特に欠点らしい欠点も無く、
非常に良く出来た、完成度の高いシングルBLH のような音だとも言えますが、
では実際に、シングルBLHで、
このクオリティーの音を実現できるかと言えば、
ちょっと難しいかもしれません。
特に、このボーカルのクオリティーは、
このサイズのシングルBLHでは、
おそらく無理だと思います。

シングルBLH は、音楽鑑賞などでは問題を感じなくても、
映画の鑑賞などでは、セリフの再生に問題を感じることがあります。
というのは、音楽再生における癖は、
そのホールや、録音現場の、「音響的な癖」だと解釈されて、
心理的に許容されますが、
映画のセリフなどでは、
様々な音響的な癖を持つ、それぞれの場面で、
ごく自然なボーカルの再生というものが求められるので、
シングルBLHが原理的に持つ癖が、あらわになる場面というのが、
どうしても、どこかに出てきてしまうのです。

そして、その様な、
様々な音響的な癖を持つ、それぞれの場面における、自然なボーカル再生という、
シングルBLH では、完全には応えきれない要求にも応えられる能力が、
Forked BLH には、あるようです。

Forked BLH は、実際の構造もそうですが、
音的にも、シングルBLHとデュアルBLHとの中間的な存在だと言えそうです。
ただし、ボーカルのクオリティーは、中間よりは上ですが。

しかし、このエンクロージャーは、コンパクトなのは良いのですが、
製作には結構 手間がかかるので、この手間をかけるのなら、
もう少し頑張って、デュアルBLH を製作したいなぁとも思いますし、
製作者としては、評価が難しいエンクロージャーです。

もう少し簡略化できれば、製作にかかる手間と、
再生音から得られる満足度とのバランスが取れるかもしれません。

この形式は、前面開口型にするとルックスが良さそうなので、
そのうち、前面開口型の Ansio-F08 を作るかもしれません。

とりあえず、Forked BLH の音を知ることができて、満足しました。


Ansio-S08 | 11:31:50 | トラックバック(0) | コメント(2)

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