■プロフィール

Korva

Author:Korva

コルバのブログへようこそ♪
"Korva"とはフィンランド語で「耳」という意味。なぜかスピーカーのことを考えてると幸せ。よい音とは何か、そして理想のスピーカーとは何かを日々考え追求しています。

ホームページは → こちら

■最新記事
■最新コメント
■最新トラックバック
■月別アーカイブ
■カテゴリ
■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■リンク
■ブロとも申請フォーム
■QRコード

QR

Fostex FF85WKの試聴
Fostexの8cmのフルレンジ・ドライバー、FF85WKを買ってみました。
EXバスレフの汎用エンクロージャーの開発と最適化作業に使うつもりです。
FF85WKはバスレフ専用というふれこみですしね。

もともとKorvaは、金属の振動板に対してはトラウマと不信感があるのですが、
まあ、FF85WKは8cmだし、コーンと金属ドームのクロスオーバーが高い周波数になるので、
聴感上の違和感が少ないのではないかと想像し、購入に踏み切ったわけです。

バスレフ用のドライバーなので、ここはオーソドックスにバスレフ箱に入れて試聴すべきですが、
大きな磁気回路を見てしまうと、バックロードホーンにマウントしたくなるのが人情と言うもの。
と言うわけで、試作品のNuottikorva-Sで試聴してみました。
まあ、ちょっとしたお遊びです。

FF85WK1


まだ十分なエージングをしていないのですが、f特的には、なかなか優秀なドライバーです。
同じエンクロージャーでも、FE83Enに比べると低音がよく出ます。
FE83Enではあまり聞こえなかった、ローエンドのバフッ!ボフッ!いう音もよく聞こえます。
しかし低音の解像度はそれ程優秀と言うわけではなさそうです。
FE83Enで感じる中低域でのゴリゴリした感じは、なぜかFF85WKでは一歩後退しています。

ボーカル帯域では、やはり金属臭さが時々顔を覗かせます。
これがKorvaが金属に対して不信感を持っている部分です。

昔、センタードームが金属の20cmフルレンジ・ドライバーを使っていて、
耳から血が出そうな音質を何とかしようと四苦八苦したことがあります。
エージングでは解決しないだろうと予感しつつも、
結構 高価なドライバーだったので、なかなか諦めがつかず、
音の柔らかい真空管のアンプを使ってみたり、
挙句の果てに、壁にスポンジを貼り、ドライバーを壁に向けて、
その反射音を聞くなどという愚かなこともしてみましたが、
満足できる音質になることは、ついにありませんでした・・・

8cm口径では、低音が出ることで有名なSA/F80AMGも、
高音域で嫌な成分が出ていて、長く聴いていると頭が痛くなってきます。
あれだけ低能率のドライバーなのに、リラックスして聴いていられる音質に達していないのは、
やはり振動板に金属を採用しているからだと思います。

FF85WKの高音は、エージング未了の現時点でも、それ程悪くありませんが、
中域と高域がシームレスに繋がるFE83Enに比べると、
中音域と高音域で音色の違いを少し感じます。
やはり理想を言えば、コーンもセンターキャップも同じ材質が好ましいのでしょう。

高域で、キンキン、シンシンという金属の音を少し感じますが、
金属臭さは最小限に抑えられているようです。
センターキャップが派手にシャリシャリ、シャラシャラ鳴らないのは、
小口径だからなのは勿論ですが、リッジドームという形状が功を奏しているのでしょうか。

FF85WK2


ボーカルの子音でも、金属の固有音、硬さやざらつきを感じますが、
これはエージングで解消されるかもしれません。
と言うか、解消してほしい。
これが解消すればFF85WKの音は、かなり良い線を行っています。

FF85WKは、FE83Enに比べると細かい音は出ませんが、
低音に厚みがあってバランスが良いです。
そして、低音のよく出るTangBandのドライバーよりは、
細かい音も出るので、聴いていて面白い。
TangBandも大変 優秀ですが、Fostexの音に慣れた耳には、
表情が乏しく退屈な音に感じてしまいます。

少なくともFF85WKは、買ったことを後悔する音質ではないと思います。
むしろ、エージングを経た音はどうなるのだろうと、
人に期待を抱かせるクオリティーとポテンシャルを持っていると感じました。


スポンサーサイト
フルレンジ | 20:02:57 | トラックバック(0) | コメント(0)
TangBandの W3-1319SA が良さそうな感じ

W3-1319SA Nuottikorva-S


長いこと気になっていたTangBandの W3-1319SA を買ってみました。
コーン紙に竹の繊維が混入され、アルミのフェイズプラグがキラリと光る、
特徴的な8cmフルレンジドライバーです。

まだエージングの途中ですが、自然な音質で、
特に気になるようなところはありません。

公表されている周波数特性は、ずいぶんハイエンドが伸びているようですが、
W3-1319SA をよく観察してみると、ボビンが紙ではなく、アルミか何かの金属ですね。

磁気回路が大きくずっしりと重いので、デッドマス効果も期待できそうです。

TangBandなのに、なぜダイキャストフレームではなく、
鉄板プレスなのだろうと疑問に感じていたのですが、
Fostexのドライバーの取り付け穴と同じ開口径で使えるので、
Fostex用のエンクロージャーで、共通に使えるための配慮なのかもしれません。

TangBandのフルレンジは、フレームの奥行きがあり、
低音が出やすい設計のようですが、実際に周波数特性を測定してみると、
ハイエンドもFostexのフルレンジより伸びていたりします。

Fostexのフルレンジは、中高音(ミッドハイ)が目立つので、
ハイエンドが伸びているように感じますが、
実際に測定すると、スペック上は32KHzまで出るFF85WKでも、それほど伸びていません。

Fostexには思い入れが強く、出来ればFostexのドライバーを使いたいのですが、
最近、Fostexの音作りに疑問を感じることが多いです。

TangBandのフルレンジは、人も耳が最も敏感なミッドハイの帯域がややおとなしく、
長時間聴いていても、耳が痛くならないし、低域もよく出るし、高域も意外に伸びています。
どうも、TangBandのエンジニアは、どういう音作りにすれば音楽性が高くなるかということが、
わかっているんじゃないかなぁと感じるのです。

W3-1319SA も低音がどうとか、高音がどうとか、
余計なことを考えずに、音楽に没入できる自然な音質です。

最近、Fostexの FF85WK が気に入っていて、よく使っているのですが、
神経質なことを言えば、時々、高域の質感が中域と違うのが気になったり、
人の声って、こんな質感じゃないよなぁと感じることがあります。

Fostexの音は、強調しなくてもよい所が強調されるので、
音が気になって、音楽に没入できないようなところがあると感じるのです。
どうも、音の細部が強調されすぎるようなとことがあるのではないかと・・・
音の細部を強調すると、音楽の持つ意味が、薄くなるような気がします。

音楽性の高さでは、Fostexより、TangBandかなぁと感じる今日この頃なのです。
理想の音のためには、8cmはTangBandに宗旨替えすべきかもしれません。
Fostexの8cmで、音楽性の高い音作りは、なかなか難しいものがあるなぁと・・・


フルレンジ | 22:32:15 | トラックバック(0) | コメント(10)
Tang Band W3-583SE について
w3-583se

気になっていたTang Band W3-583SE を買ってみました。
紙コーンの8cmフルレンジです。

見ての通り、コーンも黒、フレームも黒、磁気回路まで黒と、
全身黒尽くめで、非常に地味な外観となっております。
この地味な見た目からは、全く購買意欲を刺激されない物件ですが、
このフルレンジドライバーは、ある興味をそそる特徴があります。

それは、振動系質量が 1.54g と大変軽いことです。
Fostex FE83En の振動系質量が 1.53g ですから、ほぼ同じで、
振動板の面積は、W3-583SE が 32cm2で、
FE83En は 28cm2ですから、
振動板の面積は、W3-583SE の方が1割以上大きいですね。

そして、能率が 87dB とやや高めで、
バックロードホーンでも使えそうなスペックなので、
ちょっと興味をそそられたわけです。

とりあえず、Laulu-08 に取り付けて試聴してみました。

laulu-08_w3-583se


しかし、能率が・・・
本当に87dBあるのでしょうか?
同じ能率のW3-517SB(キノコ)よりずいぶん能率が低いです。
86dBのW3-582SC(PPコーン)より低いのではないでしょうか?
かなり鳴らしこんだので、エージングの問題ではないと思います。

音色的には、繊細できめの細かい音です。
全域にわたってフラットな感じで、刺々しさや妙な強調感がなく、
リラックスして、音楽に耳を傾けることができ、
音に意識をそらされることがありません。

ダイナミックレンジが広い感じはしませんが、
不思議と情報量が多く、ボーカルの微妙な音程の変化や
わずかなビブラートのかかり具合など、微細な部分がよく分かります。
このあたりの表現力は、やはり軽量振動板の恩恵でしょうか。

しかし、軽量振動板とは言っても、かなりおとなしい音で、
バックロードには合いそうもない音です。
もしかして、エージングに時間のかかるドライバーなのかもしれませんが。
まあ、バックロードに使えなくても、
音自体は好きな感じなので、無駄な散財にはならないでしょう。

ところで、このドライバーは、
私の持っているTangBandの8cmフルレンジの中では、
Laulu-08に最も良くあうようです。
振動系が軽いので、ちょうど良い感じにf0cが上昇して、
ミッドローに適度な厚みをもたらしているようです。
低音の質感も悪くありません。
というか、とても良いです。

Laulu-08の容積は、4.5リットルですが、
どうも、TangBandの、他の8cmフルレンジには大きすぎるのか、
ミッドローが少し薄い感じになります。
Laulu-08は、W3-583SEで使うには良い感じですが、
他のドライバーで使うには、容積をもう少し減らして、
f0cを上昇させた方が良いのかもしれません。


フルレンジ | 15:30:03 | トラックバック(0) | コメント(0)
FF85WK と FF105WK

ff85wk&ff105wk


Fostexの10cmフルレンジドライバー、FF105WK を購入してみました。

Korva的には、FF85WKのルックスは割りとツボで、結構 気に入っているのですが、
FF105WKの見た目も、8cm口径のFF85WK とほぼ同じで、なかなか美しいですね。

FF105WKの音質的なことは、まだ鳴らしていないので分かりませんが、
ネット上の評判では、なかなかの優れものだということですし、
FF85WKを使っていた経験からも、
それほど悪いものではないだろうと予想して、購入してみました。

ところで、8cmのFF85WKは長いエージングを経て、
金属製センターキャップの癖も減り、なかなかのナチュラルサウンドになりました。
やはり、金属製センターキャップはエージングに時間がかかります。

FF85WKは、10kHzにピークがあるのですが、
測定するたびに、このピークが低くなっているようです。

長い時間振動していると、センターキャップが金属疲労を起こして、
ヤング率が低くなったり、内部損失が大きくなるなどの現象があるのかもしれません。

FF105WKも、7kHzにピークがありますが、FF85WKのように、
エージングによって、このピークも少しは低くなってくれるでしょう。

しかし、エージングに時間のかかるドライバーであれば、
特性的に優れていても、寿命の短いウレタンエッジを採用するのも、
いかがなものかとは思いますが・・・

ウレタンエッジの寿命の問題は、以前よりかなり改善されているとは聴きますが、
できれば、寿命の長い素材を採用してほしいものです。

ゴムエッジでも特に問題があるとは思えませんけが、
素人には分からない事情があるのでしょうか?


フルレンジ | 14:06:02 | トラックバック(0) | コメント(3)
気になる音、気にならない音

w3-315d


W3-315D というTangBandの8cmフルレンジドライバーがあります。
ダイキャストのラウンドフレームで高級感があり、ルックスも好く、
バックロードホーンのTorvi-S08IIによく似合います。

w3-315d_r


背面を見てみると、磁気回路がデカイ!
W3-315D はおそらく、バックロード用のドライバーなんでしょうね。
この強力なモーターでホーンをグイグイとドライブし、
丈夫なメタルコーンと相まって、ソリッドな低音を再生します。

センターポールには、ボビン内の圧力を逃がすベント穴もあって、
フルレンジドライバーの構造としては、ほとんど理想的なものです。
フレームはダイキャストで美しく、眺めているだけでも楽しい一品ですが、
このドライバーの唯一の欠点は、音が悪い・・・それも非常に・・・
悪いと言うと語弊がありますが、
とにかく、音が自己の存在を主張しまくり、音楽に集中できない。

メタルコーンなので付帯音が多く、賑やかというか雑というか、
Fieve Audio のHSC機能を、中域で強烈に効かせたような、
音全体に、ホワイトノイズのベールがうっすらとかかったような音です。

内部損失の小さなメタルコーンは、バックロードホーン用の
能率の高いドライバーにはあわないのではないでしょうかね。
評判の良いメタルコーンは大体能率が低いようです。

W3-315D とは対照的な音が、まっくろくろすけの W3-583SE ですね。

w3-583se

このドライバーは、本当に自己を主張しません。
癖がなくバランスが良く、気になるところがほとんどありません。
これしか持ってなければ、これだけで満足して、
音楽を楽しんでいるんだろうなぁという感じの、素直なドライバーです。


フルレンジ | 10:30:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
次のページ

FC2Ad

まとめ