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Author:Korva

コルバのブログへようこそ♪
"Korva"とはフィンランド語で「耳」という意味。なぜかスピーカーのことを考えてると幸せ。よい音とは何か、そして理想のスピーカーとは何かを日々考え追求しています。

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Uzu-10 製作開始

uzu-10_バッフル


10cmドライバー用のバックロードホーン、Uzu-10 を作り始めました。

上の画像はバッフルです。
見てのとおり、10cmドライバー用のバックロードとしては、非常にコンパクトです。
こんなに小さなエンクロージャーで、十分な低音が出るの?と言われそうですが、
Uzu-10は、サブロク板1枚で2台作れるという、板取の効率を優先して設計したので、
このように、10cm用としては小さなサイズになりました。

それに、全てのコーナーが、90度のコーナーで構成されるスパイラルホーンは、
低音の量感に乏しいという話もあり、エンクロージャーの小ささと相まって、
低音スカスカの失敗作になるのではないかという危惧もあったりします。

長岡鉄男氏によれば、スパイラルホーンは音が良いという評価で、
彼自身も、FE-103用のスパイラルホーンを、
モニタースピーカーとして、一時期、使っていました。

しかし、長岡氏が言うには、
スパイラルホーンは、製作過程でミスすることが多く、
どのようにすればミスが無くせるかが、今後の課題だ、
という風に、どこかに書いていたような記憶があります。

ネットを見てみると、スパイラルホーンを作ってみて、
全く駄目だったという方もいますし、成功したと言う方もいます。
駄目だったという方は、制作上のミスがある可能性もありますし、
スパイラルホーンが原理的に、低音が出にくいということであれば、
成功例があるのが不思議ではあります。

ブログ「趣味の小部屋」様のところで、
90度の折り返しと、180度の折り返しについて、
非常に興味深い考察を読み、目からうろこが落ちそうになりましたが、
良く考えてみると、空気の粗密の並ぶ方向と音波の進行方向の関係は、常に一定ですから、
コーナーで音の進行方向が変わると、粗密の並ぶ方向も変わります。
と言うか、空気の粗密の並ぶ方向が、すなわち音の進行方向なので、
粗密の並ぶ方向が変わらずに、音の進行方向のみが変わるということは起こらないはずです。

そして、音速を秒速340mとすると、100Hzでは、1波長は3.4mということになり、
1波長における、空気の粗の部分と密の部分の長さは、それぞれ1.7mと言うことになります。
このくらい波長が長くなると、コーナーでの音の挙動も、
音波の進行というよりは、気圧の移動と言う感じになるだろうと思います。

もし、90度のコーナーよりも、180度のコーナーの方が、
低音が出やすいという現象があるなら、
それは、180度のコーナーの方が、管の連続性が低くなることで、
分断された管として機能しやすくなるので、より多くの共鳴周波数を持った共鳴管として、
機能しやすくなるからではないかとKorvaは考えています。
つまり、180度の折り返しでは、スムーズに音が進行できないので、
そこまでの長さのホーンや共鳴管として、部分的に機能することで、
低音の量感が増えるのではないか?ということです。

これは、あくまでKorva個人の考えなので、
「趣味の小部屋」様の考察の方がより真実に近いかもしれません。
まぁ、どっちが正しくて、どっちが間違いかと言う話ではありませんし、
色々な考え方があるほうが楽いし、素晴らしいことだと思います。
と言うか、「正しい考え方」という考え方自体、少々気持ち悪く、Korvaは嫌いですが・・・


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Uzu-10 | 13:05:57 | トラックバック(0) | コメント(0)
Uzu-10 の試聴

uzu-10試聴


Uzu-10 を組み立てて、Fostex FF105WK を取り付けて、試聴してます。
裏板はまだ仮留めの状態です。

いやぁ、これは、なかなか良いのではないでしょうか。
Uzu-10を聴いていると、胸が熱くなり、満たされるような感じになってきます。
音楽を聴く道具としては、音楽性の高さを感じさせる、良いエンクロージャーのようです。

低域は自然な厚みがあり、ローエンドはなぜか、35Hz辺りまでグリップするようです。
ホーンの途中の小穴は、スロートからホーン長/1.3の位置に開けましたが、
リスニングポイントではディップの発生も感じられず、この位置で特に問題ないようです。

小穴を開口部寄りにして、小穴から出てくる音の周波数が下がったせいか、
開口部から出てくる音と、音色的な違和感が少なくなって、
開口部からの音と、小穴からの音を聞き分けることはできないようです。
8cm用のバックロードだと、なんとなく分かりましたが。

中域も特に癖らしい癖が無く、素直な再生音です。
なんとなく雰囲気が、デュアル・バックロードホーンのKorkeaに似てる感じもします。
しかし、まだ裏板が仮留めなので、接着すると特性が変わるかもしれません。
仮留めのときは無かったピークが、接着すると出てくるということがよくあります。

FF105WKも良い仕事をしている感じですね。
まだ7KHzのピークが耳にツーンと来ますが、全体としては、ナチュラルサウンドで、
8cmのFF85WKと同じかそれ以上に、完成度が高いドライバーだと感じます。

しかし、ウレタンエッジだと、エッジの寿命が短いので、
なんとなく、ドライバーに思い入れを持つことを、軽く拒まれているような感じがします。
「スピーカーは20年ほど鳴らすと良い音になってくるよ」というのを、
ネットのどこかで見た記憶がありますが、ウレタンエッジだと無理ですねぇ・・・


Uzu-10 | 12:07:56 | トラックバック(0) | コメント(0)
Uzu-10 もう1台

uzu-10_2


さて、Uzu-10 をもう1台作って、ペアにします。
見てのとおり、10cm用のバックロードホーンにしては、
コンパクトで部材数もかなり少ないです。

なかなか良い音に仕上がったので、周波数特性を測定しようと思ったのですが、
他のスピーカーと同じ位置で測定すると、
Uzu-10 はホーンの開口部の向きが逆になるので、
測定場所が同じでも、測定条件としては全く違ってしまうので、
同じ条件で測定するためにはもう1台作る必要があります。
まぁ、どっちにしてもペアにしなければ、
ステレオで聴けないので、他のスピーカーとの違いも正確には判りませんが。

Uzu-10 は、今のところ片方しかないので、ステレオで聴く場合は
もう片方はTorvi-S10で代用して聴いているので、はっきりとしたことは言えませんが、
Uzu-10は、ロクハン1発のシステムのような、自然さと音楽性の高さがあります。
特定の帯域での妙な強調感が無いので、あまりバックロードという感じがせず、
静かで落ち着いた音で、リラックスして聴けます。

Torvi-S10と比べても、Uzu-10の方が少し小さいですが、
音の良さという点では、Uzu-10の方が勝っているような気がします。
Torvi-S10は、開口部ダンプのせいか、よく聴くと、僅かにエコー感があります。
開口部ダンプで中・高音が排出されにくくなっているので、
音がエンクロージャーの中で、行ったり来たりしているのでしょうか?
まぁ、開口部のダンプ板の内側に吸音材を貼れば、いくらかは改善されるはずですが・・・

今の所、Uzu-10の裏板は仮留めで接着していないので、
接着すると、音がどう変わるのかが少々不安なところではあります。
たいていの場合、接着すると低音の量と共に、癖も増えることが良くあります。
裏板の仮留めと接着ということでも、スピーカーはやはり一長一短なのですね。
へそ曲がりのKorvaとしては、「エンクロージャーは接着しない方が良い」
なんていうコラムでも書きたくなります。
(さすがに書きませんが・・・)


Uzu-10 | 13:09:12 | トラックバック(0) | コメント(0)
Uzu-10 ペアで試聴中

Uzu-10_20121218


Uzu-10 をペアにして試聴しています。

ドライバーは、TangBandのW4-930SGです。
このドライバーも かなり優秀で、FostexのFF105WKと良い勝負をしています。
FF105WKの方がエレガンで緻密、W4-930SGはややハイ上がりで元気な感じで、
バックロードホーンには、音色的に、W4-930SGの方が合う感じです。

W4-930SGは、フレームが理想的な形で、背面から見ていると惚れ惚れします。
しかし、FF105WKの巨大な磁気回路と比べると、W4-930SGの磁気回路は小さく、
これで上手くホーンをドライブできるのか?と言う感じですが、
磁石が強力なネオジムマグネットなので、磁気回路が小さくても、
駆動力ではFF105WKを上回っているような感じで、低域での力感やドライブ感が凄い・・・

特に、このドライバーを、以前作ったTorvi-S10に取り付けると、
低域の量感と伸びが凄く、軽くサブウーファーを鳴らしてるような、
息苦しくなるような圧迫感とエネルギー感があり、
これ以上、何を求めることがあるのか?と言うような再生音が得られますが、
残念ながら、Torvi-S10はボーカル帯域で少し癖(共鳴音)があります。
意地悪な聴き方をすると癖を感じるというレベルではなく、
普通に聴いていて癖を感じるレベルなので、
Torvi-S10の方は、残念ながら、成功作とは言えない感じですね。

Torvi-S10については、少しがっかりしたので、
ホームページのTorvi-S10のページも更新する気にならず、放置してますが・・・
もしかしたら、吸音材で少しは改善するかもしれませんが、期待はしてません。

ボーカルを聴かなければ素晴らしい音なのですが、
スピーカーは基本的に、ボーカル再生が駄目なものは駄目なのです。
人の聴覚は、楽器の音はそれがどのような音であっても、
その様な音の楽器なのだと認識しますが、
人の声に対する認識力はかなりシビアで、
どのような声であっても、その様な声の人なのだとは認識しません。
ですから、楽器の音が良くても、ボーカルを聴くまでは、
そのスピーカーの良し悪しというのは分からないのです。

Torvi-S10と比べて、Uzu-10の方は、裏板を接着した状態で聴いていますが、
幸い、ボーカル帯域に癖がなく、女性ボーカルも、男性ボーカルも問題ない感じです。
低域は、エンクロージャーが小さいと言うこともあり、
Torvi-S10程の量感はありませんが、帯域のバランスが良く、自然な感じです。
エージングも進んできた感じなので、次回あたりf特を測定してみます。


Uzu-10 | 12:47:55 | トラックバック(0) | コメント(0)
Uzu-10 の周波数特性
Uzu-10_o

上のグラフは、Uzu-10 の周波数特性です。
ドライバーは、TangBand のW4-930SG です。
そして、下のグラフは、ホーンの途中に開けられた小穴を閉じたときの、周波数特性です。

Uzu-10_c

うーん、どう見ても、下のほうが良い感じですねぇ・・・
今回は、小穴の位置を、いつもの、ホーン長/1.5 の位置ではなく、
実験的に、ホーン長/1.3 の位置にしたのですが、
グラフからは、小穴が有効に機能してないような感じがします。
やはり、ホーン長/1.5 の位置のほうが良いのでしょうか?

しかし、小穴を閉じた場合のf特は、なかなか良い感じですね。
もともと、Uzu-10 は、小穴無しの、純粋なバックロードホーンにする予定でしたが、
小穴の位置の実験をしたくなったので、穴あきバックロードにしたのですが、
このエンクロージャーの場合、小細工無しでも十分な特性です。

170Hzのディップは、バックロードとしては、許容範囲ですし、
低域の特性がなかなか良くて、90Hz からダラ下がりに伸びて、
40Hz で10dB落ち、再生限界は、30Hz あたりです。

ホーン長は、約170cmと短めですが、不思議とローエンドが伸びています。
低域の量感も自然で、不足感はありません。
非常にコンパクトなエンクロージャーですが、なかなか頑張っていますね。

中域は少しギザギザしていますが、
吸音材を入れれば、もう少し滑らかになると思います。

Uzu-10は、中域の癖が無く、ボーカルのクオリティーも高く、
バッフルが広いですが、ドライバーを端のほうに寄せているからか、
音場感も良く、音像の定位もはっきりとしていますし、欠点らしい欠点がありません。
ルックスは欠点と言えるかもしれませんが、見慣れてきたからか、
Korvaには、ずんぐりとして愛嬌のある感じに見えてきました。

Uzu-10 は、90度のコーナーの実験や、小穴の位置の実験も含めて、
なんとなく、実験機的に開発したのですが、とんだ伏兵という感じの良い音です。
長岡鉄男氏が一時期モニターとして使っていただけのことはあり、
やはり、スパイラル・バックロードホーンは、音が良いと言えると思います。
かなり気に入ったので、8cm 版も作りたくなってきました。

とりあえず、Uzu-10 は、小穴は塞いで純粋なバックロードにしたいと思います。
そのうち、ホーン長/1.5 の位置に小穴を開けて実験するかもしれませんが。


Uzu-10 | 11:21:35 | トラックバック(0) | コメント(0)
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まとめ